【市況】NY株式:ダウは78ドル安、軟調な経済指標が上値抑える
30日の米国株式相場は下落。ダウ平均は78.57ドル安の17719.92、ナスダックは18.86ポイント安の5108.67で取引を終了した。欧州中央銀行(ECB)理事会やイエレンFRB議長による議会証言、雇用統計など週後半に重要イベントを多く控えて様子見ムードとなった。11月シカゴ購買部協会景気指数や10月中古住宅販売仮契約が予想を下振れたことも上値を抑えた。セクター別では、半導体・半導体製造装置やエネルギーが上昇する一方で医薬品・バイオテクノロジーや運輸が下落した。
ヨガウェアのルルレモン・アスレティカ(LULU)は一部アナリストによる投資判断及び目標株価引き下げを受け、下落。買収手続きを進める事務用品小売のステープルズ(SPLS)とオフィスデポ(ODP)は当局がアンチラスト法の観点から買収を認めない方向で検討しているとの報道を受け、両社とも売られた。一方でソフトウェアのマイクロソフト(MSFT)やフィットネス関連機器のフィットビット(FIT)は一部アナリストによる投資判断引き上げを受け、上昇。
アップルウォッチの登場以降、スイスの時計販売・輸出の不振が続いているが、スウォッチ・グループはカード決済ネットワークのビザ(V)との提携を発表し、スマートウォッチで巻き返しを狙っている。
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《TM》
提供:フィスコ