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【市況】東京株式(大引け)=136円安、主力株中心に売られ続落

 週明け30日の東京株式市場は主力株中心に買い手控えられ、下値模索の動きに。ただ、材料性に富む小型株など個別物色意欲は旺盛だった。
 大引けの日経平均株価は前週末比136円47銭安の1万9747円47銭と続落。東証1部の売買高概算は24億6693万株、売買代金概算は2兆9090億5000万円。値上がり銘柄数は892、対して値下がり銘柄数は916、変わらずは113銘柄だった。全体指数の下げはややきつかったものの物色意欲は根強く、商い増勢のなか値上がり・値下がり銘柄数は拮抗した。
 きょうの東京市場は終始売り優勢の展開。前週末に中国・上海株が急落したことで警戒ムードが漂い、寄り前に発表の10月の鉱工業生産指数も市場予測を下回ったことで主力株中心に買いの気勢が削がれた。今週はECB理事会や米11月雇用統計発表など重要イベントを控え、これを見極めたいとの思惑も働いている。ただ、値動きの軽い小型株中心に個別株を物色する動きが顕著で見た目ほど地合いは悪くない。日経平均1万9700円台では押し目買いも観測された。
 個別では、ソニー<6758>、武田薬<4502>が軟調、三井住友<8316>も売られた。日本ガス<8174>が急落、日駐<2353>、菱洋エレク<8068>も大幅下落した。日カーボン<5302>、アイフル<8515>などの下げもきつい。半面、キーエンス<6861>が大幅高、東京エレク<8035>も上昇。ハローズ<2742>が値上がりトップに買われたほか、テイカ<4027>も人気。信越ポリ<7970>、オープンハウス<3288>、レオン自動機<6272>なども値を飛ばした。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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