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【市況】NY原油先物週間見通し:こう着か、供給超過の深刻化や地政学リスクが重石


■NY原油先物
安値:40.41ドル
高値:43.46ドル
終値:41.71ドル
前週末比(騰落率):-0.45%

■こう着、地政学リスク等を受けて一時43ドル台

こう着。週初はトルコ軍によるロシア軍機撃墜で中東の地政学的リスクが意識され、約2週間ぶりの高値をつける局面もみられた。その後も石油リグ(掘削装置)の稼働数が減少していることが明らかとなると、一時1バレル43ドル台に上昇した。ただ、米感謝祭の祝日空けには、ロシアとトルコの緊張緩和を背景に再び下落。


■こう着か、供給超過の深刻化や地政学リスクが重石

想定レンジ:40.00~44.00ドル

こう着か。世界的な供給超過の深刻化が警戒されているほか、中国の景気減速懸念も根強い。トルコとロシア両国の緊張などの地政学リスクが方向感を掴みづらくする。一方で、米クリスマス休暇を控え、原油安を背景にガソリン需要が高まるとの見方が下支えになりやすい。

《TN》

 提供:フィスコ

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