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【経済】日米の注目経済指標:11月雇用統計で12月米利上げを最終確認へ


11月27日-12月4日に発表予定の主要経済指標のポイントは次の通り。

■12月1日(火)日本時間2日午前0時発表予定
○(米)11月ISM製造業景況指数-予想は50.5
参考となる10月実績は50.1、先行指標となる11月マークイット製造業PMIは52.6で10月実績の54.1を下回った。11月については、雇用は改善する可能性があるが、新規受注は前回実績をやや下回る可能性があることから、市場予想は妥当な水準か。

■12月2日(水)午後10時15分発表予定
○(米)11月ADP雇用統計-予想は前月比+19.0万人
参考となる10月実績は+18.2万人。11月については新規失業保険申請件数が減少傾向にあることから、雇用者数は10月実績を多少上回る可能性がある。市場予想は妥当な水準。

■12月4日(金)午後10時30分発表予定
○(米)11月雇用統計-予想は非農業部門雇用者数は前月比+20.0万人、失業率は5.0%
参考となる10月実績は+27.1万人で市場予想を大幅に上回った。民間部門雇用者数が26.8万人増加したことが要因。11月については、10月に急増した反動で雇用増加数は10月実績を下回る見込み。ただし、新規失業保険申請件数と失業保険継続受給者数は減少傾向にあることから、20万人を超える雇用増となる可能性がある。

■12月4日(金)午後10時30分発表予定
○(米)10月貿易収支-予想は-407億ドル
参考となる9月実績は-408.1億ドル。10月については、財の貿易赤字額が9月実績を若干下回っていることから、全体の貿易収支は9月実績に近い数字になる見込み。ただし、輸出は伸び悩んでおり、貿易赤字の大幅な縮小は当面期待できない。

その他の主な経済指標の発表予定は、11月30日(月):(日)10月鉱工業生産、(米)11月シカゴ購買部協会景気指数、12月1日(火):(米)10月建設支出、12月3日(木):(米)11月ISM非製造業景況指数。

《FA》

 提供:フィスコ

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