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2015年11月28日14時52分

【為替】ユーロ週間見通し:弱含みか、ECBによる長期金融緩和を警戒


■弱含み、トルコとロシアの関係悪化などで売り継続

先週のユーロ・ドルは弱含みとなった。トルコ軍がロシア軍用機を撃墜したことで二国間の関係が大幅に悪化し、この影響でリスク回避的なユーロ売りが広がった。欧州中央銀行(ECB)は12月の理事会で何らかの追加緩和策を導入する可能性は高いとの思惑が広がったこともユーロ売り・米ドル買いを促す要因となった。取引レンジは1.0566ドル-1.0689ドル。

■原油安継続で上値は重いままか

今週のユーロ・ドルは上値の重い状態が続きそうだ。原油価格の動向が手掛かり材料になる。4日に開かれる石油輸出国機構(OPEC)の総会で減産が決定される見込みはなく、原油安は継続する見込み。物価下落の要因となり、ECBによる金融緩和策の強化を促すことから、ユーロの上値は重いままか。ただし、欧州中央銀行(ECB)が12月2日の理事会で追加緩和策を導入することは織り込み済みとなっており、ユーロ売りが急速に広がる可能性は低いとみられる。

予想レンジ:1.0500ドル-1.0700ドル

■弱含み、ユーロ圏の金利先安観強まる

先週のユーロは弱含み、一時129円台後半まで下落した。ユーロ圏の金利先安観が一段と広がっていることや米ドル高・円安の進行が一服したことが要因。トルコとロシアの関係悪化もユーロ売り・円買い材料となった。取引レンジは129円67銭-131円04銭。

■弱含みか、ECBによる長期金融緩和を警戒

今週のユーロ・円は弱含みか。原油価格の先安観は残されており、物価下落の要因となる。欧州中央銀行(ECB)による追加緩和は織り込み済みだが、緩和策の長期化を警戒してユーロ買い・円売りがただちに広がることはないとみられる。

○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント
・12月1日:10月失業率(予想:10.8%、9月10.8%)
・12月2日:11月消費者物価コア指数(前年比予想:+1.1%、10月:+1.1%)
・12月3日:欧州中央銀行(ECB)が金融政策発表(預金金利引き下げの可能性)

予想レンジ:128円00銭-131円00銭

《FA》

 提供:フィスコ

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