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【通貨】来週の為替相場見通し=米雇用統計やECBに注目

 来週の東京外国為替市場のドル円相場は、米雇用統計と欧州中央銀行(ECB)理事会の結果に左右されそうだ。予想レンジは1ドル=121円70~123円70銭。123円台へのドル高・円安が進むかが焦点となりそうだ。この週は全般手掛かり材料難のなか、ジリ安展開。25日に122円20銭台まで下落した後は122円台中盤を中心とする一進一退の状態が続いた。来週は3日のECB理事会と4日の米11月雇用統計に市場は左右されそうだ。米雇用統計は非農業部門雇用者数が20万人増との予想が出ている。この市場予想の前後の水準なら12月の米利上げの確率は一段と高まりそうだ。また、ECB理事会では追加緩和観測が強まっている。追加緩和が発表された場合、ユーロ安・ドル高が進む可能性がある。来週はドル高基調が予想されるが、どこまで市場は米国利上げ・欧州追加緩和を織り込んでいるかがポイントとなる。(岡里英幸)

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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