【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):日本アジアG、日清紡HD、住友大阪、コカイースト
■日本アジアグループ <3751> 613円 +100 円 (+19.5%) ストップ高 本日終値
26日、日本アジアG <3751> が従来未定としていた16年3月期の年間配当は30円実施し、10期ぶりに復配する方針としたことが買い材料。グループ再編効果と業績好調による普通配当10円に加え、市場変更記念配当20円を上積みする。記念配当20円は第3四半期末(基準日:12月31日)の実施となる。前日終値ベースの配当利回りが5.85%に急上昇し、配当取りを狙う買いが殺到した。
■ケンコーコム <3325> 989円 +150 円 (+17.9%) ストップ高 本日終値
26日、ケンコーコム <3325> [東証M]に対して楽天 <4755> がTOB(株式公開買い付け)を実施し、完全子会社化を目指すと発表したことが買い材料視された。TOB価格が前日終値を19.7%上回る1005円とあって、本日の株価はこれにサヤ寄せする形で買い気配値を切り上げた。買付期間は11月27日から16年1月18日まで。
■日本無線 <6751> 393円 -34 円 (-8.0%) 本日終値 東証1部 下落率2位
日本無線<6751>が続急落。26日の取引終了後、16年3月期の連結業績見通しについて、売上高を従来予想の1350億円から1250億円(前期比5.5%減)へ、営業利益を70億円から30億円(同61.1%減)へ下方修正したことが嫌気されている。ソリューション・特機事業で水河川・道路情報システムの受注の減少や納期の先送りなどがあったことに加えて、通信機器事業もPHS端末、業務用無線の需要減少により計画を下回ることが要因としている。
■日清紡ホールディングス <3105> 1,468円 -91 円 (-5.8%) 本日終値 東証1部 下落率4位
26日、日清紡HD <3105> が16年3月期の連結経常利益を従来予想の250億円→180億円に28.0%下方修正。従来の21.1%増益予想から一転して12.8%減益見通しとなったことが売り材料。子会社の日無線 <6751> が手掛ける水河川・道路情報システムが受注の減少や納期の先送りで収益が悪化することが響く。繊維事業とブレーキ事業で海外子会社の業績が予想を下回ることも利益を圧迫する。
■住友大阪セメント <5232> 477円 -19 円 (-3.8%) 本日終値
クレディ・スイス証券のセメントセクターのリポートでは、10月の国内セメント販売量がマイナスとなったことを受け、月前半は8月後半~9月中旬にかけての悪天候によりセメント需要が後ろ倒しになった影響が強く、後半はその需要が一巡して減少に戻ったとみているため、マイナスの着地はサプライズではないと指摘。昨年11月から国内需要の本格的な落ち込みが始まっているため、低い発射台からさらに減少するとみて、セクター判断「マーケットウエイト」を継続。個別では住友大阪セメント<5232>と太平洋セメント<5233>の「アウトパフォーム」を継続している。
■コカイースト <2580> 1,812円 -61 円 (-3.3%) 本日終値
コカ・コーライーストジャパン<2580>が反落。SMBC日興証券が26日付で投資判断「2」を継続しつつ、目標株価を2260円から1900円に引き下げており、これを弱材料視した売りに押されている。同証券では、経営統合後2年超経過したが、収益性の改善に至っていないと指摘しており、中期計画の減額修正の可能性が考えられるとみているようだ。
■沢井製薬 <4555> 7,160円 -190 円 (-2.6%) 本日終値
沢井製薬<4555>が反落。クレディ・スイス証券は、14年4月に導入された政府のジェネリック(GE)の使用促進策(インセンティブ)の2年目となる16年3月期は導入効果の一巡でGE市場全般に減速傾向が強まっていると指摘、16年4月からの次期インセンティブ導入まで大きな進展はなさそうと解説。GE市場および業績が変調したわけではないとしながらも、同証券では業績予想を会社予想レベルまで引き下げ、目標株価は8000円から7800円へ引き下げられた。投資評価は「ニュートラル」を継続。ただ、同証券は今後の16年4月へ向けた制度改正や薬価引き下げが波乱要因となる可能性もあるとも指摘し、引き続き様子見としたいとの見解を示している。
■東芝機械 <6104> 422円 -8 円 (-1.9%) 本日終値
東芝機械<6104>が3日続落。野村証券は同社について、中国・東南アジア向けの成形機売り上げの減少、売価下落や中国調達の成形機ユニットのコスト高(元高・円安)などの影響をコストダウン・合理化でカバーしきれず、16年3月期~17年3月期は減収減益が予想されると解説。目標株価算出のバリュエーション手法を、従来のPERからPBRへ移行し、目標株価は430円から450円へ若干引き上げられたものの、レーティングは「ニュートラル」を継続している。
■NTN <6472> 580円 -10 円 (-1.7%) 本日終値
NTN<6472>が6日ぶり反落。クレディ・スイス証券では、為替差損(今上期に49億円計上)に加え、欧州軸受の不具合に関する賠償請求116億円の特別損失計上などから、経常利益計画は下方修正される公算が大きいと指摘。「割安感はある」としながらも、再評価にはトップラインの成長イメージの獲得が必要と考え、16年3月期営業利益予想を520億円から510億円(会社計画は500億円、市場コンセンサスは533億円)に引き下げ。レーティング「ニュートラル」を継続、目標株価を700円から630円に引き下げている。
■スタンレー電気 <6923> 2,600円 -36 円 (-1.4%) 本日終値
スタンレー電気<6923>が小反落。ゴールドマン・サックス証券は、同社が26日に開催した会社説明会を受け、投資判断「中立」、目標株価2300円を継続している。同社は、トヨタ<7203>のグローバルモデル向けにBi‐LED‐HLを受注、量産を開始したと発言、新車投入効果を含め、下期会社営業利益率計画12%達成へ自信を見せたものの、会社営業利益計画388億円の達成についてはリスク/オポチュニティ両含みであることには留意したいと指摘している。
●ストップ高銘柄
フーマイエレ <3165> 1,393円 +300 円 (+27.5%) ストップ高 本日終値
ケミプロ化成 <4960> 242円 +50 円 (+26.0%) ストップ高 本日終値
平田機工 <6258> 1,455円 +300 円 (+26.0%) ストップ高 本日終値
ブランジスタ <6176> 1,798円 +300 円 (+20.0%) ストップ高 本日終値
日本アジアグループ <3751> 613円 +100 円 (+19.5%) ストップ高 本日終値
など、6銘柄
●ストップ安銘柄
LCAHD <4798> 1円 0 円 (0.0%) ストップ安 本日終値
以上、1銘柄
株探ニュース
26日、日本アジアG <3751> が従来未定としていた16年3月期の年間配当は30円実施し、10期ぶりに復配する方針としたことが買い材料。グループ再編効果と業績好調による普通配当10円に加え、市場変更記念配当20円を上積みする。記念配当20円は第3四半期末(基準日:12月31日)の実施となる。前日終値ベースの配当利回りが5.85%に急上昇し、配当取りを狙う買いが殺到した。
■ケンコーコム <3325> 989円 +150 円 (+17.9%) ストップ高 本日終値
26日、ケンコーコム <3325> [東証M]に対して楽天 <4755> がTOB(株式公開買い付け)を実施し、完全子会社化を目指すと発表したことが買い材料視された。TOB価格が前日終値を19.7%上回る1005円とあって、本日の株価はこれにサヤ寄せする形で買い気配値を切り上げた。買付期間は11月27日から16年1月18日まで。
■日本無線 <6751> 393円 -34 円 (-8.0%) 本日終値 東証1部 下落率2位
日本無線<6751>が続急落。26日の取引終了後、16年3月期の連結業績見通しについて、売上高を従来予想の1350億円から1250億円(前期比5.5%減)へ、営業利益を70億円から30億円(同61.1%減)へ下方修正したことが嫌気されている。ソリューション・特機事業で水河川・道路情報システムの受注の減少や納期の先送りなどがあったことに加えて、通信機器事業もPHS端末、業務用無線の需要減少により計画を下回ることが要因としている。
■日清紡ホールディングス <3105> 1,468円 -91 円 (-5.8%) 本日終値 東証1部 下落率4位
26日、日清紡HD <3105> が16年3月期の連結経常利益を従来予想の250億円→180億円に28.0%下方修正。従来の21.1%増益予想から一転して12.8%減益見通しとなったことが売り材料。子会社の日無線 <6751> が手掛ける水河川・道路情報システムが受注の減少や納期の先送りで収益が悪化することが響く。繊維事業とブレーキ事業で海外子会社の業績が予想を下回ることも利益を圧迫する。
■住友大阪セメント <5232> 477円 -19 円 (-3.8%) 本日終値
クレディ・スイス証券のセメントセクターのリポートでは、10月の国内セメント販売量がマイナスとなったことを受け、月前半は8月後半~9月中旬にかけての悪天候によりセメント需要が後ろ倒しになった影響が強く、後半はその需要が一巡して減少に戻ったとみているため、マイナスの着地はサプライズではないと指摘。昨年11月から国内需要の本格的な落ち込みが始まっているため、低い発射台からさらに減少するとみて、セクター判断「マーケットウエイト」を継続。個別では住友大阪セメント<5232>と太平洋セメント<5233>の「アウトパフォーム」を継続している。
■コカイースト <2580> 1,812円 -61 円 (-3.3%) 本日終値
コカ・コーライーストジャパン<2580>が反落。SMBC日興証券が26日付で投資判断「2」を継続しつつ、目標株価を2260円から1900円に引き下げており、これを弱材料視した売りに押されている。同証券では、経営統合後2年超経過したが、収益性の改善に至っていないと指摘しており、中期計画の減額修正の可能性が考えられるとみているようだ。
■沢井製薬 <4555> 7,160円 -190 円 (-2.6%) 本日終値
沢井製薬<4555>が反落。クレディ・スイス証券は、14年4月に導入された政府のジェネリック(GE)の使用促進策(インセンティブ)の2年目となる16年3月期は導入効果の一巡でGE市場全般に減速傾向が強まっていると指摘、16年4月からの次期インセンティブ導入まで大きな進展はなさそうと解説。GE市場および業績が変調したわけではないとしながらも、同証券では業績予想を会社予想レベルまで引き下げ、目標株価は8000円から7800円へ引き下げられた。投資評価は「ニュートラル」を継続。ただ、同証券は今後の16年4月へ向けた制度改正や薬価引き下げが波乱要因となる可能性もあるとも指摘し、引き続き様子見としたいとの見解を示している。
■東芝機械 <6104> 422円 -8 円 (-1.9%) 本日終値
東芝機械<6104>が3日続落。野村証券は同社について、中国・東南アジア向けの成形機売り上げの減少、売価下落や中国調達の成形機ユニットのコスト高(元高・円安)などの影響をコストダウン・合理化でカバーしきれず、16年3月期~17年3月期は減収減益が予想されると解説。目標株価算出のバリュエーション手法を、従来のPERからPBRへ移行し、目標株価は430円から450円へ若干引き上げられたものの、レーティングは「ニュートラル」を継続している。
■NTN <6472> 580円 -10 円 (-1.7%) 本日終値
NTN<6472>が6日ぶり反落。クレディ・スイス証券では、為替差損(今上期に49億円計上)に加え、欧州軸受の不具合に関する賠償請求116億円の特別損失計上などから、経常利益計画は下方修正される公算が大きいと指摘。「割安感はある」としながらも、再評価にはトップラインの成長イメージの獲得が必要と考え、16年3月期営業利益予想を520億円から510億円(会社計画は500億円、市場コンセンサスは533億円)に引き下げ。レーティング「ニュートラル」を継続、目標株価を700円から630円に引き下げている。
■スタンレー電気 <6923> 2,600円 -36 円 (-1.4%) 本日終値
スタンレー電気<6923>が小反落。ゴールドマン・サックス証券は、同社が26日に開催した会社説明会を受け、投資判断「中立」、目標株価2300円を継続している。同社は、トヨタ<7203>のグローバルモデル向けにBi‐LED‐HLを受注、量産を開始したと発言、新車投入効果を含め、下期会社営業利益率計画12%達成へ自信を見せたものの、会社営業利益計画388億円の達成についてはリスク/オポチュニティ両含みであることには留意したいと指摘している。
●ストップ高銘柄
フーマイエレ <3165> 1,393円 +300 円 (+27.5%) ストップ高 本日終値
ケミプロ化成 <4960> 242円 +50 円 (+26.0%) ストップ高 本日終値
平田機工 <6258> 1,455円 +300 円 (+26.0%) ストップ高 本日終値
ブランジスタ <6176> 1,798円 +300 円 (+20.0%) ストップ高 本日終値
日本アジアグループ <3751> 613円 +100 円 (+19.5%) ストップ高 本日終値
など、6銘柄
●ストップ安銘柄
LCAHD <4798> 1円 0 円 (0.0%) ストップ安 本日終値
以上、1銘柄
株探ニュース