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【市況】<マ-ケット日報> 2015年11月26日

 26日の市場は日経平均が反発。終値は前日比96円高の1万9944円で、8月20日以来、約3カ月ぶりの高値で取引を終えた。トルコとロシアの軍事面の緊張が和らぎ、シカゴ市場の日経平均先物が高くなって帰ってきた。これを受けて日経平均は終日1万9900円台で推移する強気の展開に。ただ、東証1部の出来高は少なく、一気に2万円へ乗せるまでには至らなかった。大台達成は明日以降へ持ち越しに。

 昨日の米国市場はダウ平均が小幅続伸。耐久財受注や雇用関連指標を好感して堅調に推移した。欧州市場の上昇も支援要因に。ただ、感謝祭の祝日を前に商いも含めて盛り上がりは今ひとつ。引けにかけて利食い売りで上げ幅を縮めている。一方、東京市場は円安の動きとトルコ、ロシアの過度な緊迫が回避されたことから薄く広く買われる展開に。日経平均は高値1万9992円(144円高)まで上値を伸ばす場面も。ただ、実需が少なめで一気に大台(2万円)を捉えることはできなかったようだ。やはり2万円のフシ目を警戒する向きは多いのだろう。今晩の米国市場が休場であるため、明日もやや膠着気味の相場となりそうだ。個別ではアップルが有機ELをスマホの画面に使用する方向と伝わったことで、液晶画面を手掛けるシャープ <6753> 、Jディスプレ <6740> や関連部材のミネベア <6479> などが軒並み安となっている。(ストック・データバンク 編集部)

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