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【市況】底堅さ意識もオーバーウィークのポジションは考えづらい【クロージング】


26日の日経平均は反発。96.83円高の19944.41円(出来高概算18億6000万株)で取引を終えた。25日の米国市場は感謝祭を翌日に控えて閑散取引だった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比80円高としっかりだったこともあり、これにさや寄せする格好から買いが先行した。その後も先物主導によるインデックスに絡んだ売買により、一時19992.44円と節目の2万円にあと一歩に迫る局面をみせている。

ただ、何度か2万円を試す局面もみられたがタッチすることが出来ず、狭いレンジ内でのこう着が続いている。東証1部の騰落銘柄は値上がり数が1000を超えており、全体の過半数を占めている。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、KDDI<9433>、ファナック<6954>などが指数をけん引。半面、米アップルがiPhoneに有機ELを採用するとの報道を受け、日東電<6988>、ミネベア<6479>など電子部品の一角が軟調となり、日経平均の重石となっている。

26日の米国市場は感謝祭で休場になるため、本日以上に海外勢のフローは限られよう。そのため、個人主体に材料株での短期的な値幅取り狙いの売買が中心になりやすい。また、底堅さが意識されるものの、オーバーウィークのポジションを積極的に取りに行く流れは考えづらく、引けにかけてのポジション調整などには注意しておきたい。

《AK》

 提供:フィスコ

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