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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):オークマ、旭化成、ニフコ、Dガレージ

■オークマ <6103>  1,081円  +33 円 (+3.2%)  本日終値
 オークマ<6103>が5連騰。東海東京調査センターでは25日付で同社のレーティングを「アウトパフォーム」継続としている(目標株価は1500円から1210円に引き下げ)。同調査センターでは同社の10月の個別受注は前月比で減少したものの、10~12月期に受注は下げ止まり、16年1~3月期に回復することを想定している。また、クレディ・スイス証券が同日付で目標株価を1400円に引き上げたことが観測されており、株高を後押ししている。

■旭化成 <3407>  834円  +24.6 円 (+3.0%)  本日終値
 旭化成<3407>が5日続伸。子会社旭化成建材による杭打ち工事のデータ改ざん問題で、10月15日から株価は急落していたがチャートは最悪期を脱したもよう。国内大手証券では、杭工事問題で大きく売られた旭化成の株価は下げ過ぎとして、目標株価を1400円から930円に引き下げているものの、レーティングは「Buy」を継続するとリポートで紹介している。同証券のアナリストは「杭工事での流用と安全性は分けて考えるべき」と解説。旭化成は一連の事件で急落した際に、信用売り残も急増。現時点での空売り残は636万株を超えており、株価上昇により売り方の買い戻しが発生すれば、上昇の勢いが増す可能性がある。

■ニフコ <7988>  5,250円  +140 円 (+2.7%)  本日終値
 ニフコ<7988>が3日ぶり反発、自動車用ファスナーなどトヨタ<7203>グループ向けが得意先、さらにドイツのBMW向けアメリカ工場は2017年に稼働予定。ドイツ証券がニフコの目標株価を4900円から5400円に引き上げる内容のリポートをリリースしたことが確認されている。同証券のアナリストはニフコのレーティングを「Hold」で継続、車両一台当たりの売上高は拡大中と解説している。外国人投資家に知名度・人気の高い銘柄で、株主構成は50%近くが外国人投資家と投資信託が占めていることで有名な企業。また、英字新聞の「ジャパンタイムス」を経営していることでも有名だ。

■デジタルガレージ <4819>  2,004円  +51 円 (+2.6%)  本日終値
 デジタルガレージ<4819>が反発。25日の取引終了後、東京証券取引所に対して市場変更の申請を行ったと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。同社では、さらなる企業規模の拡大や企業価値向上を目指すためには東証1部への上場が必要であるとして、本則市場への市場変更に向けた準備を進めていたが、きょう付で申請を行ったという。なお、市場変更についての承認の可否や時期は不確定としている。

■明治ホールディングス <2269>  10,390円  +200 円 (+2.0%)  本日終値
 明治ホールディングス<2269>が3日ぶりに反発。大和証券が同社についてリポートをリリースしている。同証券は同社の株式レーティング「2」(アウトパフォーム)を継続し、目標株価は1万円から1万1000円へ引き上げられた。「強いものをより強く」する構造改革が奏功していること、上期決算に加え10月の月次動向でも改めて業績モメンタムの強さが確認されたことを評価している。

■安藤・間 <1719>  691円  +13 円 (+1.9%)  本日終値
 安藤ハザマ<1719>が反発。いちよし経済研究所では、国内建築工事の受注に期ズレなどが発生したものの、17年3月期の収益へのマイナス影響は限定的と指摘。10~3月は例年並みの竣工案件があるため、採算改善余地が大きいと考え、会社側の利益計画は保守的と判断。レーティング「A」を継続、フェアバリューを1100円から1200円に引き上げている。

■アキレス <5142>  160円  +3 円 (+1.9%)  本日終値
 25日、アキレス <5142> が発行済み株式数(自社株を除く)の1.13%にあたる210万株(金額で3億2970万円)を上限に、26日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買い(買い付け価格は25日終値の157円)を実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。同時に、12月22日に発行済み株式数の3.83%にあたる最大710万株の自社株を消却すると発表したことも支援材料。

■ニチレキ <5011>  996円  +18 円 (+1.8%)  本日終値
 25日、ニチレキ <5011> が発行済み株式数(自社株を除く)の1.38%にあたる40万株(金額で3億9120万円)を上限に、26日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買い(買い付け価格は25日終値の978円)を実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。

■ネクソン <3659>  1,984円  +34 円 (+1.7%)  本日終値
 ネクソン<3659>が前場の取引時間中に上場来高値を更新した。11月13日に発表した第3四半期決算の内容が好調だったことを評価して株高に勢いがついていた。国内大手証券ではモバイルゲームタイトルの業績寄与が想定を上回っていることを評価、レーティング「Buy」継続、目標株価を2200円から2300円に引き上げるとリポートで紹介している。市場では、上場来高値を記録したことで上値の戻り売りがない株価水準と、足元の業績好調が確認されたこと、時流に乗っているモバイルゲーム関連に大手証券が強気な投資判断を示したことで買い安心感を与えたようだ。

■メタップス <6172>  2,825円  +43 円 (+1.6%)  本日終値
 25日、メタップス <6172> [東証M]がソーシャルメディア広告代理店のトーチライトと資本業務提携するとともに、同社を持分法適用関連会社化すると発表したことが買い材料。トーチライトはフェイスブック、インスタグラム、ツイッターの公式パートナーとして広告運用ツール「Sherpa(シェルパ)」を展開している。提携により、同社のアプリ・動画解析ツールやオンライン決済ツールと連携することで、広告効果分析から広告配信までをパッケージ化して提供することが可能になる。また、ソーシャルメディアとの連携を強化し、グローバル展開もさらに加速させるとしている。発表を受けて、相乗効果の創出や競争力強化による業績への寄与に期待する買いが向かった。

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