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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):そーせい、UNITED、KLab、日揮

■そーせいグループ <4565>  6,470円  +1,000 円 (+18.3%) ストップ高   本日終値
 25日、そーせい <4565> [東証M]が、子会社ヘプタレス・セラピューティクスがイスラエル後発医薬品大手のテバファーマスーティカル・インダストリーズと、偏頭痛治療薬候補の新規低分子「CGRP受容体拮抗薬」に関する研究開発契約を締結したと発表したことが買い材料。ヘプタレス社は同社が創出した新規低分子「CGRP受容体拮抗薬」について、全世界における片頭痛治療を目指した独占的開発および製造販売権をデバ社に供与する。一方で、ヘプタレス社は契約一時金1000万ドルと研究開発支援金、最大400万ドルのマイルストーン、販売高に応じたロイヤルティーを受領することが可能となる。

■ナガワ <9663>  4,310円  +465 円 (+12.1%)  本日終値
 25日、東証がナガワ <9663> [JQ]を12月17日付で東証1部に市場変更すると発表したことが買い材料。TOPIX連動型ファンドの組み入れ需要を見越した先回り的な買いに加え、知名度の高まりや株式流動性の向上を期待する買いが向かった。同日、16年3月期の期末一括配当を従来計画の25円→40円(前期は40円)に増額修正したことも支援材料。従来計画の普通配当25円に、市場変更記念配当15円を上積みする。

■サックスバー <9990>  2,128円  +175 円 (+9.0%)  本日終値  東証1部 上昇率7位
 サックスバー ホールディングス<9990>が大幅高で5日続伸。いちよし経済研究所は25日、同社株のレーティングを「B」から「A」に引き上げた。目標株価は2400円から2800円に見直している。プライベートブランド(PB)やナショナルプライベートブランド(NPB)の売り上げ構成比の上昇により18年3月期以降の営業利益予想を引き上げた。また、イタリアの本革の高級バッグブランド「オロビアンコ」の国内販売権を獲得するなど、同社が独占的に販売できるブランドの増加により、商品面の差別化と粗利益率の改善が見込まれることなどを評価している。

■ユナイテッド <2497>  1,559円  +92 円 (+6.3%)  本日終値
 ユナイテッド<2497>が7連騰。同社は25日、イスラエルのAppsFlyer(アップスフライヤー)と提携し、モバイル広告効果測定プラットフォーム「AppsFlyer」の取り扱いを開始したと発表。これが買い手掛かりとなっているようだ。AppsFlyerは現在、世界各国5000社以上の企業で活用されており、年間20億ドル以上のモバイル広告費、月間5億件以上のモバイルアプリ・インストール数を対象に効果測定を行っている。

■KLab <3656>  1,150円  +55 円 (+5.0%)  本日終値
 25日、KLab <3656> がスマートフォン向けパズルRPG「パズルワンダーランド」の事前登録者が5万人を突破と発表したことが買い材料視された。「パズルワンダーランド」は、「回す」「繋ぐ」「チェイン」という新しい要素が入ったパズルシステムを、最大4人で同時に遊ぶことができる新感覚パズルRPG。今後、iOS版とAndroid版を年内に配信する予定としている。発表を受け、事前登録者数の順調な伸びを好感する買いが向かった。

■日揮 <1963>  2,129円  +96 円 (+4.7%)  本日終値
 日揮<1963>が大幅反発。長らく原油価格の下落でプラント建設が減少するとの見方で下落トレンドだった同社株にもトレンドの変化が見えてきた。きょうは国内大手のSMBC日興証券が、日揮のレーティングと目標株価を同時に引き上げたことが伝わっている。同証券のアナリストは、「同社の株価は利益よりも受注水準に連動する、受注の最悪期は今、新規受注モメンタムは徐々に改善へ」とリポートで紹介した。リポートでは最悪期から回復していく過程である事を予想しており、レーティングを「2」から「1」へ格上げ、目標株価を1800円から2600円に引き上げている。

■タカラバイオ <4974>  1,332円  +52 円 (+4.1%)  本日終値
 タカラバイオ<4974>は決算再評価による年初来高値1477円に向けた動きに期待したい。第2四半期累計(4~9月)決算発表時に、会社側は16年3月期業績予想を売上高のみ283億円から290億円へ引き上げた。主に北米での研究用試薬の販売好調が要因で、同事業の足もと売り上げは前年同期比2ケタ増ペースで推移。従来の研究用途から、個人向けゲノム解析や、食品検査、遺伝子組み換えなどに幅広く利用されていることが背景にあり、今期は営業利益も増額の公算が大きい。今後も研究用試薬が業績を牽引するとみられるほか、遺伝子治療薬の開発にも力を入れており、これらが中長期成長に貢献しよう。

■ヒューリック <3003>  1,135円  +44 円 (+4.0%)  本日終値
 25日、ヒューリック <3003> が15年12月期の連結経常利益を従来予想の390億円→410億円(前期は343億円)に5.1%上方修正。増益率が13.7%増→19.5%増に拡大し、従来の4期連続での過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料。ヒューリックリート投資法人 <3295> [東証R]への物件売却が進まず、売上は計画を下回るものの、不動産賃貸収入の増加や円安による為替差益の発生が利益を押し上げる。業績上振れに伴い、今期の年間配当を従来計画の12.5円→14円(前期は10.5円)に増額修正したことも支援材料。

■ツクイ <2398>  1,348円  +48 円 (+3.7%)  本日終値
 ツクイ<2398>が反発。この日開催の「1億総活躍国民会議」で、介護施設を2020年代初頭までに40万人分作るとしてきた方針を積み増しし、50万人分へと引き上げる方針であることが伝わっており、同社やメッセージ<2400>など介護施設を手掛ける銘柄の一角が買われている。サービス付き高齢者向け住宅の整備加速などが盛り込まれるとみられており、恩恵が期待されている。

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