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【通貨】明日の為替相場見通し=地政学リスクの行方注視

 あすの東京外国為替市場のドル円相場は、トルコによるロシア軍機撃墜に伴うリスクオフ姿勢が続くかがポイントになりそうだ。予想レンジは1ドル=121円90~123円00銭。この日は、ロシア軍機撃墜が中東の地政学リスクを高めるとの懸念が浮上。低リスク通貨である円は買いが優勢となり、一時122円20銭台まで円高が進んだ。ロシアとトルコの関係緊張化を市場は懸念している。ただ、両国の関係悪化は投資家のリスク姿勢を後退させても、一時的なものにとどまるとの見方もある。この日のドル円相場は、122円台前半で下げ止まり欧州時間に入ってからは、値を戻している。この先、相場は再度、米国の12月利上げを意識する展開が予想される。今晩は米10月新築住宅販売や10月耐久財受注が発表される。また、26日は米国が感謝祭のため休場となることもあり、あすにかけ徐々に模様眺め気分が強まる展開も予想される。(岡里英幸)

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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