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【市況】欧州大手証券、鉄鋼のダウンサイドリスクは限定的もアップサイドのシナリオも描きづらい

 UBS証券の鉄鋼(高炉)セクターのリポートでは、前週の高炉株が反転したことを受け、バリュエーションが過去平均以下、今第2四半期の大幅下方修正で当面の悪材料を織り込んでいることも背景にありそうと指摘。
 決算公表後に国際市況が一段と下落していることから、今下期の各社計画は小幅な下方修正になるとの見方で、来期は増益を予想するも、保護主義がエスカレートした場合、日本も巻き込まれる可能性があると解説。「ダウンサイドリスクは限定的になってきたがアップサイドのシナリオも描きづらい」として、株価の継続的上昇には、鉄鋼固有では、中国の輸出抑制、米の再金融緩和、中国の大型景気対策などが必要と分析している。
《MK》

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