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2015年11月25日11時40分

【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:シャープ、日本ペHD、横河ブHD、かんぽ生命

■シャープ <6753>  158円  +8 円 (+5.3%)  11:30現在  東証1部 上昇率8位
 シャープ<6753>が大幅続伸。強弱感錯綜する需給相場の色彩を一段と強めているが、日証金が20日約定分から貸株規制を発表したことを契機に、売り方の買い戻しを絡めて目先は上値指向が目立つ。14年3月期に3期ぶりに赤字脱却したのも束の間、前15年3月期は2223億円の最終赤字に陥り、一気に経営不安が高まった。テレビ事業を海外から完全撤退する計画にある一方、国内では4Kテレビで攻勢をかけるなど選択と集中を加速させているが再建には時間を要し、16年3月期も大幅赤字は避けられない状況とみられる。足もと最大の注目材料は官民ファンドである産業革新機構の動きだ。産業革新機構の同社への出資に向けた思惑が巡るなか、それと合わせ三菱UFJとみずほの主力2行に対して債権放棄の打診が行われているとの一部報道が、投機資金攻勢の拠りどころとなっている。ただしファンダメンタルズ面から判断材料となる指標がなく、需給思惑先行の相場は不安定さも際立つ。前日は一時48円高の180円とストップ高目前に買われた後、引けは18円高の150円まで伸び悩んでおり、きょうも寄り後10分足らずで22円高の172円まで駆け上った後、再び150円台まで押し戻されるなど、乱気流を思わせるハイボラティリティな展開を続けている。

■日本ペHD <4612>  3,145円  +140 円 (+4.7%)  11:30現在  東証1部 上昇率9位
 24日、日本ペHD <4612> がインド塗料大手のバージャーペインツ・インディア(BPI社)と同国における自動車用塗料事業の再編で合意したと発表したことが買い材料。同社の子会社2社が手掛ける4輪OEM事業と3輪事業を、子会社とBPI社の合弁会社に譲渡する。同事業譲渡により、インド第2位の規模を誇るBPI社との協働領域を拡大し、同国における塗料メーカーとしてのプレゼンスの向上を図る。発表を受けて、今後さらなる経済成長が期待されるインドでの自動車用塗料事業の成長加速に期待する買いが向かった。

■横河ブHD <5911>  1,337円  +23 円 (+1.8%)  11:30現在
 24日、横河ブHD <5911> が発行済み株式数(自社株を除く)の1.76%にあたる75万株(金額で10億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は11月25日から16年3月31日まで。

■国際石油開発帝石 <1605>  1,237.5円  +20 円 (+1.6%)  11:30現在
 国際石油開発帝石<1605>、昭和シェル石油<5002>などが買い優勢。北米指標であるWTI原油先物価格は24日に4日ぶり急反発し、前日の米国株市場ではシェブロンやエクソンモービルなどのエネルギー関連株が上昇し全体相場をプラス圏に押し上げており、この流れが波及した。ロシア軍機のシリア国境でトルコ軍に撃墜されたことや、チュニジア首都でのテロなど地政学リスクが意識されるなか、WTIやアジア指標のドバイなど底値圏にあった原油先物市況に買い戻しの動きが想定され、東京市場でも原油高が収益メリットとなる資源エネルギー関連株を刺激するかたちとなっている。

■住友金属鉱山 <5713>  1,365.5円  +20.5 円 (+1.5%)  11:30現在
 住友金属鉱山<5713>が反発。11日に2016年3月期見通しを業績下方修正してから同社株価は軟調に推移している。16日安値1312円を底に現在は底割れせずに推移している状況だが、引き続き業績下方修正がネガティブ視されている。国内大手証券では住友金属鉱山のレーティングを「ニュートラル」継続、目標株価を従来の1700円から1400円に引き下げるとのリポートをリリースした。同証券のアナリストは金属価格の下落、材料部門の低迷、チリのシエラゴルダ鉱山の立ち上げ遅れなどで業績予想を下方修正。マーケットではコモディティ価格の下落で、資源関連の株価低調が続くいている。アナリストは住友金属鉱山の「投資タイミングはまだ先と判断」とリポートで紹介している。

■かんぽ生命保険 <7181>  3,220円  +30 円 (+0.9%)  11:30現在
 かんぽ生命保険<7181>が3日ぶりに反発。市場では「NISA枠を作ったものの活用していない個人投資家が多く、証券会社営業体のトークとして郵政3社は個人のニューマネーを動かす格好の銘柄対象となっている。また、機関投資家に指数連動の組み入れの動きも出ているようだ」(国内中堅証券)とされ、押し目を拾う動きが顕在化している。かんぽ生命保険は先駆して買われた分、調整局面では日本郵政<6178>などと比較しても押しが深く、郵政3社の中で唯一、上場初日の終値を下回る時価水準は値ごろ感が意識されているようだ。

■デクセリアルズ <4980>  1,488円  +11 円 (+0.7%)  11:30現在
 デクセリアルズ<4980>が6日続伸。目先の上値のフシである10月30日の高値1510円を払拭すれば1600円前後までは滞留出来高も薄く、上値追いが加速する展開も考えられる。スマートフォン向け中心に光学弾性樹脂など特殊接着材を展開、16年3月期は営業利益段階で前期比24%増の119億円を会社側では計画している。ROEが22%と高いうえ、配当利回りは依然として3.7%前後と高い。

■小野薬品工業 <4528>  19,495円  +110 円 (+0.6%)  11:30現在
 小野薬品工業<4528>が4日続伸。大和証券は24日、同社株のレーティングを「2(アウトパフォーム)」から「1(買い)」に引き上げた。目標株価は2万4000円(従来1万5000円)に見直した。抗PD―1抗体「オプジーボ」に対して、日本での売り上げ予想を中心に大幅上方修正した。オプジーボは日本初の画期的抗がん剤として認知度が高く、「患者自ら投与を望む事例が多いようだ」という。また、日本での非小細胞肺がんの適応は、12月後半に承認される見通しであり、売上高はいったん急拡大する可能性も指摘している。

■三井金属 <5706>  239円  +1 円 (+0.4%)  11:30現在
 三井金属鉱業<5706>が小動き。クレディ・スイス証券では、同社は下期の在庫評価損を8億円と見込むものの、現況市況に鑑みるとその拡大は不可避と指摘。同証券では下期の在庫評価損を28億円と試算して、会社計画の下振れを予想。依然として、非鉄市況や65億円もの赤字を抱えるカセロネス銅鉱山の動向など業績の先行きは不透明感が強いとみて、レーティング「ニュートラル」と目標株価220円を継続している。

■島津製作所 <7701>  1,906円  +3 円 (+0.2%)  11:30現在
 島津製作所<7701>はしっかり。24日付で三菱UFJモルガン・スタンレー証券がレーティング「オーバーウエート」継続、目標株価を2200円から2300円に引き上げた。。欧米での質量分析計の新製品投入によるシェア拡大は継続、マクロ懸念が高まりつつある中国でも環境規制強化を背景に需要は安定的で事業環境は良好であると指摘。今16年3月期は通期連結営業利益で会社側計画の345億円(前期実績271億8900万円)に対して同証券では従来予想の350億円から365億円へ、来期予想を385億円から398億円へ引き上げている。

■ライトオン <7445>  1,439円  -85 円 (-5.6%)  11:30現在  東証1部 下落率4位
 ライトオン<7445>は反落。同社は24日の取引終了後、11月度(10月21日~11月20日)の月次売上高を発表、全社で前年同月比10.9%増)、既存店で同9.8%増となったが、株価は24日に1568円まで買われ年初来高値を更新していたことから、この日は目先的な利益確定売りに押されている。先月に引き続き、販売を強化している「MOCOMOCO」シリーズがテレビCMなどの販促効果もあり好調に推移している。

■ネクスト <2120>  1,209円  -55 円 (-4.4%)  11:30現在  東証1部 下落率7位
 ネクスト<2120>が反落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、10月から物件参考価格を地図上に掲載する「HOME’Sプライスマップ」をリリースしたこと受け、米国大手がトラフィックを大幅に増やした実績があり、売主の価格査定や売物件確保による問い合わせなど課金増加を予想。Lifull MPによる住宅デベロッパー向けの販売価格提案など顧客囲い込みが進むと考え、資本提携を強化した楽天<4755>とのホテル・旅行部門との提携も期待でき、参画余地が大きいと解説。16年3月期営業利益予想を44億円から50億円(会社予想は43億1400万円、市場コンセンサスは46億円)に、目標株価を980円から1250円に引き上げるものの、株価上昇で割安感が薄れたとして、レーティングを「バイ」から「ホールド」に引き下げている。

■日本調剤 <3341>  5,080円  -180 円 (-3.4%)  11:30現在
 24日、日本調剤 <3341> が自己株処分による175万株の売り出しとオーバーアロットメントによる上限25万株の売り出しを実施すると発表したことが売り材料。売り出し株数が最大で200万株と発行済み株式数の約12%におよぶ規模とあって、株式の需給悪化を懸念する売りが向かった。売り出し価格は12月2日から7日までのいずれかの日に決定。最大で約92億円の調達資金については後発薬新工場の建設資金に充てる。同時に、16年3月期の年間配当を従来計画の62円→65円に増額修正したが買い材料視されなかった。

■野村ホールディングス <8604>  749.2円  -19 円 (-2.5%)  11:30現在
 野村ホールディングス<8604>、大和証券グループ本社<8601>などをはじめ証券株が総じて軟調。証券株は業種別値下がり率で33業種中トップに売られている。ここ急速に上値を追ってきた東京市場だが2万円大台を前に上値が重く、目先は地政学的リスクが意識されるなか利益確定売りに下値を試す展開となった。証券株もその流れのなかで買いが入りにくい。また、最近の株価上昇とは裏腹に終日売買代金は2兆円台前半の日が多く、手数料収入に対する期待も萎んでおり、株価トレンド的にも全体相場に出遅れるかたちとなっている。

■マツキヨHD <3088>  6,480円  -160 円 (-2.4%)  11:30現在
 マツモトキヨシホールディングス<3088>が反落し上昇一服。同社は、インバウンド効果で好業績期待から買われ続けているチャートとなっており株価は高値圏。国内大手証券の野村証券による、マツモトキヨシHDのリポートが確認されている。同証券では16年下期は化粧品回復の一巡で減速するが、インバウンド効果で単体は好業績、16年3月期上期は前年同期比92%増の営業利益と好調。好業績を背景にアナリストは目標株価を従来の5500円から6100円に引き上げ、レーティングは「ニュートラル」継続と紹介されている。

●ストップ高銘柄
 アンドール <4640>  434円  +80 円 (+22.6%) ストップ高買い気配   11:30現在
 MRT <6034>  1,782円  +300 円 (+20.2%) ストップ高   11:30現在
 オンコリス <4588>  694円  +100 円 (+16.8%) ストップ高買い気配   11:30現在
 以上、3銘柄

●ストップ安銘柄
 LCAHD <4798>  1円  0 円 (0.0%) ストップ安売り気配   11:30現在
 以上、1銘柄

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