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【市況】【今日の相場見通し】本日の予想レンジ 19,800円~20,000円。 

 米ダウ平均は、経済指標(7~9月期実質GDP改定値と11月のコンファレンス・ボード)の結果を懸念し売り先行となりながらも、原油価格の上昇を手掛かりにエネルギーセクターがマーケットを牽引し小幅反発。ただ、シカゴの日経平均先物はプラス圏まで戻し切ることが出来ず、僅かに値下がりして取引を終えていることから、東京市場は小幅安での取引開始となりそうだ。

 一巡後は、トルコ軍機によるロシア軍機撃墜事件により、地政学的リスクから安全資産の円を買う動きとなっていることから、輸出関連株は冴えない値動きが想定されるが、中東情勢悪化懸念で原油価格が上昇している点は、エネルギーセクターには好材料となるだけに、指数が大きく売り込まれることは回避される見込みである。

 テクニカル的には、5日移動平均線(19,847円前後)~一目均衡表の転換線(19,605円前後)の間が目先の下値メドと考えられ、取引時間中にドルが買い直されるどの支援材料が出てくれば、上値は20,000円の大台奪還を目指すことになるだろう。

 新興市場のジャスダック平均は、1部から資金が避難してきた影響により、ボリンジャーバンドの+2σ(2,641ポイント前後)をバンドブレイクしてきたが、本日も堅調な取引となることが予想されることから、+2σを目先の下値メドとし、上値は2,700ポイントを目指すことになりそうだ。マザーズ指数は、5日移動平均線(828ポイント前後)が下値支持線となり、200日移動平均線(881ポイント前後)が上値抵抗線として意識されるだろう。

 本日の予想レンジ 19,800円~20,000円。(ストック・データバンク 編集部)

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