市場ニュース

戻る
 

【材料】メッセージが3日続落、不祥事による業績悪化は限定的との見方も

 メッセージ<2400>が3日続落。同社は有料老人ホーム「アミーユ」などを展開。9月に施設入居者の死亡や虐待が表面化し、厚生労働省や東京都からの業務改善勧告を受けた。これに伴い、同社の株価は一時2011円まで急落した後、足もとでは2900円前後で推移している。いちよし経済研究所は20日、同社株のレーティングの「B」を継続する一方、フェアバリューを4500円から3200円に引き下げた。同証券では16年3月期の連結営業利益を従来予想の83億円から76億円(前期比3.5%増)と会社予想と同水準に見直した。不祥事の影響などを考慮した。
 ただ、一方で同証券では入居者数は、9月が前月比60人減、10月が同120人減となったが、「病院・ケアマネージャーなどからの紹介チャネルはほとんど変動がないようだ」と指摘。入居者動向をみるうえで重要度が高い紹介チャネルの堅持で「入居者減少は長期化しないと考える」と予測し、業績悪化も限定的にとどまるとみている。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

株探からのお知らせ

    日経平均