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【市況】【今日の相場見通し】本日の予想レンジ 19,750円~19,950円。 

 米ダウ平均は、年末商戦の結果を見極めたいと様子見ムードが強まる中、週末の取引で、欧州の追加緩和期待により上昇した反動もあり、この日は利益確定の売りが先行し小幅安で取引を終了。その影響でシカゴの日経平均先物も、僅かに値下がりして取引を終えていることから、東京市場の朝方も売り先行により、マイナス圏での取引開始となりそうだ。

 一巡後は、買い方に有利に働くようならニュースは無いが、金曜日も大引け間際にプラス圏に浮上するなど先高感は依然強く、また、中国市場もこのところはネガティブな動きを見せていないだけに、マーケットは概ね底堅く推移する公算である。

 テクニカル的には、5日移動平均線(19,779円前後)が目先の下値メドとなりそうだが、ここを維持出来ない場合は、一目均衡表の転換線(19,699円前後)までの調整も考えられる。上値は20,000円の大台回復までは想定内だか、特に目立つ買い材料が存在しない本日の取引では難しそうだ。

 新興市場のジャスダック平均は、引き続きボリンジャーバンドの+1σ(2,601ポイント前後)~+2σ(2,627ポイント前後)のレンジ内での値動きとなりそうだが、一部市場が軟調なら、リスクマネーの避難により+2σのバンドブレイクも十分期待出来そうである。

 マザーズ指数も、75日移動平均線(809ポイント前後)をローソク足の実体(始値と終値の両方)で突破し、調整後初めて25日移動平均線と75日移動平均線がGクロスするなど、ポジティブな変化を見せていることから、転換次第では850ポイント回復も意識されるだろう。

 本日の予想レンジ 19,750円~19,950円。(ストック・データバンク 編集部)

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