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【経済】SDR採用により人民元の需要増大へ、海外で保有ニーズ高まる


国際通貨基金(IMF)が今月末の理事会で、人民元を特別引出権(SDR)構成通貨へ採用する可能性が高まるなか、世界的な人民元需要の拡大が期待されている。

中国人民銀行(中央銀行)が発表した2015年人民元国際化報告によると、中国本土域外の中央銀行が保有する人民元建て資産(債券、株式、預金など)は、今年4月末の時点で6667億人民元。中央銀行を除く他の金融機関や個人が保有する人民元建て資産は、合計で約4兆4000億人民元という水準だ。

SDRへの採用で、域外の人民元需要が一段と高まる見通し。たとえばスタンダード・チャータード銀行は、「今後5年で3450億米ドル相当の人民元需要が創出される」と予想。またクレディ・アグリコルは、「今後10年で8050億米ドル相当の需要が生まれる」との見通しを示した。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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