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2015年11月20日19時27分

【特集】ティーガイア Research Memo(4):通期業績は増収増益の見通しで期初計画を据え置く


■今後の見通し

(1) 2016年3月期業績見通し

ティーガイア<3738>の2016年3月期の業績は売上高が前期比2.0%増の655,000百万円、営業利益が同4.8%増の15,000百万円、経常利益が同5.0%増の14,900百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同16.2%増の9,000百万円と期初計画を据え置いている。携帯電話等の販売台数は前期比3.5%増の530万台と4期ぶりの増加を見込んでいるが、市場における販売競争の沈静化もあり、やや厳しい進捗となっている。利益面では、第2四半期までは計画を上回って推移した模様で、下期もアクセサリー等関連商材の販売好調が見込まれること、ソリューション事業や決済サービス事業他での増益基調も続くと予想されることから、計画達成の確度は高いと弊社ではみている。

セグメント別で見ると、モバイル事業は売上高が前期比3.1%増の550,000百万円、営業利益は同3.8%減の10,700百万円と増収減益を見込んでいる。これは将来の成長に向けて収益力を強化していくための、人財、店舗関連の投資を積極的に進めていくこと等が要因となっている。携帯電話等の販売台数は計画(前期比3.2%増の510万台)達成が幾分厳しい面はあるものの、タブレット端末やアクセサリー等関連商材の好調や業務効率化の効果などが下期も継続するようであれば、利益ベースでの計画達成は十分可能と弊社ではみている。

ソリューション事業に関しては、売上高が前期比2.8%増の27,000百万円、営業利益が同14.1%増の2.850百万円と増収増益になる見通し。法人向けのモバイルソリューション事業が下期以降も順調に拡大する。企業顧客においてスマートデバイスの導入が活発化するなかで、導入支援からサポートまでをワンストップソリューションとして提案できる強みを活かしていく。携帯電話等の販売台数は前期18.4万台から当期は20.0万台へ増加するとみている。「movino star」では11月より新機能として、顧客が保有するWi-FiタブレットやノートPC等、回線を内蔵しない機器やライセンスなどの資産管理機能も付加し、購買機能を充実させるなどサービスの拡充を図っており、新規顧客の獲得に注力していく。2015年9月末現在、41.5万のID(加入回線)数を、2016年9月末を目処に50万まで増加させることを目標としている。また、光回線サービスの多様化を追い風に、自社ブランドサービスである法人向け「TG光」に加え、「TG Wi-Fi」、「TG.NET」などを新たなサービスとして投入すると発表した。

決済サービス事業他に関しては、売上高が前期比5.2%減の78,000百万円、営業利益が同112.0%増の1,450百万円となる見通し。売上高については前述のように決済サービス事業において、受取手数料のみを売上計上するギフトカードへの需要のシフトにより減収となるが、取扱高ベースでは成長を見込んでいる。コンビニエンスストア以外の小売店舗など販路の拡大とともに、新規商材の開拓などを進めている。また、中国における携帯電話等販売事業については、既存店舗の強化を図り、業務効率化を推進する。一方、シンガポールでのギフトカード販売は引き続き堅調に推移し、海外事業における収益改善が続く見通し。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《HN》

 提供:フィスコ

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