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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:USEN、日本通信、GMO-PG、マツキヨHD

■USEN <4842>  330円  +19 円 (+6.1%)  11:30現在
 19日、USEN <4842> [JQ]が、子会社のアルメックスが人工知能を活用した次世代型ソーシャルロボット開発を手掛けるユニロボットと資本業務提携すると発表したことが買い材料。ユニロボットは個人の趣味・嗜好・生活習慣を学習し、家族間の交流の促進や生活を支援するパートナーロボット「UNIBO」を開発している。提携により、両社は法人向けサービスの商品化に向けて製品開発や販売で協業する。資本面では、同社はユニロボットが実施する第三者割当増資を引き受け、ユニロボット株2143株を取得する。発表を受けて、相乗効果の創出や競争力強化による将来的な業績への寄与に期待する買いが向かった。

■日本通信 <9424>  303円  +15 円 (+5.2%)  11:30現在
 日本通信<9424>が続伸。同社は19日、訪日外国人向けのプリペイドのSIMカード「b-mobile VISITOR SIM 14Days」を26日から、データ量無制限で発売することを発表した。他社の訪日外国人向けSIMカードがデータ量に制限を加えることで低価格を実現しているなかで、今回、同社は税込み2380円でLTE通信を14日間、データ量無制限で利用することを可能にした。困った時には英語で相談できるよう朝7時からの専用コールセンターを開設するなどサービスも充実しており、ニーズが高まりそうだ。

■GMO-PG <3769>  5,480円  +250 円 (+4.8%)  11:30現在
 GMOペイメントゲートウェイ<3769>が新値追い。同社は19日、不正なクレジットカード決済を事前に検知する「不正防止サービス(ReD)」の提供を開始したと発表。総合決済サービス「PGマルチペイメントサービス」のユーザー拡大などが期待されているようだ。GMOインターネット<9449>のクラウドプラットフォーム「ConoHa byGMO」での提供を始めたのに続き、来年1月から一般申し込み受け付けを開始する予定。同社ではEC事業者のクレジットカード決済に関わるセキュリティー対策に注力しており、今回のサービス提供で決済前・決済時・決済後の全段階でセキュリティー対策を提供することが可能となった。

■マツキヨHD <3088>  6,650円  +290 円 (+4.6%)  11:30現在
 マツモトキヨシホールディングス<3088>が一時前日比5%高に買われたほか、ツルハホールディングス<3391>、カワチ薬品<2664>などドラッグストアが買いを集めた。10月の訪日外客数は前年同月比43.8%増の182万9300人と10月の過去最高であった昨年の127万1700人を大幅に更新、中国人観光客を中心とした「爆買い」対象の筆頭となっている同業界は好収益環境が再び意識されている。また、厚生労働省と財務省が、市販薬を一定額以上購入した場合に所得税を減らすことができる制度を新設する方針がメディアを通じ伝わっており、これも株価にポジティブ材料として物色人気を呼び込んでいる。

■オカモト <5122>  1,030円  +42 円 (+4.3%)  11:30現在
 オカモト<5122>が大幅続伸で。その薄さや強度など品質面の高さで群を抜く日本製コンドームは中国などアジア新興国で需要が高水準、訪日客の「爆買い」対象ともなっており、インバウンド関連の有力銘柄に位置付けられている。ここ中国の一人っ子政策廃止を受け、売りを浴びたが、市場では過剰反応との見方も強かった。先日発表された10月の訪日外客数は前年同月比43.8%増の182万9300人と10月の過去最高であった昨年の127万1700人を大幅に更新したこともあって、前日から買い戻す動きが顕在化している。

■神戸物産 <3038>  4,885円  +165 円 (+3.5%)  11:30現在
 神戸物産<3038>が続伸。同社は19日の取引終了後、10月の月次実績を発表。「業務スーパー」店舗への出荷実績は、既存店で前年同月比9.0%増、全店では同11.7%増となっており、これを好感する動き。同月の全体売上高は前年同月比12.2%増の188億2600万円となった。

■エイチーム <3662>  1,884円  +45 円 (+2.5%)  11:30現在
 エイチーム<3662>が続伸。同社は19日、台湾の艾玩天地(IWPLAY)とスマートフォン向け爽快ひっぱり大戦アクション「三国大戦スマッシュ!」の繁体字圏(台湾、香港、マカオ)配信における独占ライセンス契約を締結したことを発表した。「三国大戦スマッシュ!」の繁体字圏への配信について、IWPLAY社がカルチャライズを含む運営や配信、マーケティングを行う。台湾・香港・マカオの通信環境、端末、ユーザーの嗜好に合わせた開発を行い、主要アプリ配信チャネルと連携し、今冬配信を開始する予定。

■DMG森精機 <6141>  1,603円  +25 円 (+1.6%)  11:30現在
 19日、DMG森精機 <6141> が発行済み株式数(自社株を除く)の9.64%にあたる1280万株(金額で201億9840万円)を上限に、20日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買い(買い付け価格は19日終値の1578円)を実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。独子会社のDMG MORI(旧ギルデマイスター)が保有する同社の全株式を買い取る。

■ジグソー <3914>  15,280円  +180 円 (+1.2%)  11:30現在
 ジグソー<3914>が続伸。同社は19日、IoT(モノのインターネット)領域に特化した「IoTオートコントロールサービス」を業界に先駆けて開始すると発表した。このサービスは、すべてのIoTデバイスやセンサーデータの自動監視および自動運用が可能となるもの。これらはクルマやドローンなど高度なIoTに位置づけられる次世代ロボット全般が対象になるとあって期待材料となっているようだ。

■H2Oリテイ <8242>  2,559円  +30 円 (+1.2%)  11:30現在
 日本百貨店協会は19日、10月の全国百貨店売上高を発表。店舗数調整後の売上高総額は4974億円となり、前年同月比4.2%増、7カ月連続でプラスを計上。同協会では、2度の台風上陸の影響を受けた昨年に比べ、気候に恵まれたことを挙げており、地区別では東京(7.4%増)、大阪(6.9%増)など、全18地区のうち16地区がプラスを記録。訪日外国人動向は、購買客数が94.1%増、売上高は96%増となり、33カ月連続のプラスとなった。これを受け百貨店関連は、全面安の中、高安まちまちになるなど、相対的に強い格好。エイチ・ツー・オーリテイリング<8242>、松屋<8237>、J.フロントリテイリング<3086>などがプラス圏で推移している。

■国際石油開発帝石 <1605>  1,207.5円  +1 円 (+0.1%)  11:30現在
 国際石油開発帝石<1605>は小幅続伸。19日付で岡三証券がレーティング「中立」継続、目標株価を1050円から1250円へ引き上げているが、今16年3月期通期業績を連結営業利益で会社側計画の4180億円(前期実績5348億8600万円)に対して従来予想の3640億円から3470億円へ、来期予想を4150億円から2980億円へ引き下げた。同社の原油・ガスのネット生産量はアブダビADCO鉱区の取得などで増加基調にあるが、原油価格は需給が緩和している中で当面上昇することを見込みにくいと指摘している。

●ストップ高銘柄
 スノーピーク <7816>  3,965円  +700 円 (+21.4%) ストップ高   11:30現在
 以上、1銘柄

●ストップ安銘柄
 LCAHD <4798>  1円  0 円 (0.0%) ストップ安売り気配   11:30現在
 以上、1銘柄

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