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【通貨】NY為替:ドル・円は122円87銭、原油40ドル割れ&遅いペースの米利上げ観測でドル反落


 19日のニューヨーク外為市場でドル・円は、123円22銭から122円63銭へ下落し122円87銭で引けた。NY原油が一時40ドルを割り込んだため、世界経済への懸念が広がり、リスク回避ムードが浮上。また、、日銀が金融政策や見通しを現行のまま据え置いたため、追加緩和観測がいったん後退し、円買いが継続した。


 ユーロ・ドルは、1.0669ドルから1.0763ドルまで上昇し1.0734ドルで引けた。米国の利上げが遅いペースにとどまるとの観測から、債券利回りの低下に伴うドル売りが優勢となった。ユーロ・円は、131円44銭まで下落後、132円05銭へ反発。中国人民銀行による短期貸し出しファシリティー(SLF)金利の引き下げなどで、リスク選好の円売りも根強かった。


 ポンド・ドルは、1.5259ドルから1.5336ドルへ上昇した。ドル・スイスは、1.0202フランへ上昇後、1.0124フランへ下落。スイス国立銀行によるフラン高是正介入への警戒感に一時フラン売りが加速した。

《KK》

 提供:フィスコ

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