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【市況】<株式トピックス>=外国人買い復活が2万円急接近をリード

 19日の東京株式市場は、朝方から広範囲に買いを集め大幅高となり、日経平均株価終値は、前日比210円63銭高の1万9859円81銭と3日続伸。一時、300円を超える上昇で2万円大台回復をうかがう場面もあったが、その後はやや伸び悩んだ。日銀の金融政策決定会合で「現状維持」が伝えられた後も下げ圧力は限定的となった。
 きょう市場関係者のあいだで話題となったのは、18~19日に開催された日銀の金融政策決定会合の内容が「現状維持」と発表されて以降も、それまで上昇して2万円に急接近していた日経平均株価にほとんど変化がみられなかったこと。
 過去何回かの金融政策決定会合後には「量的緩和期待がはがれた」として、やや仕掛け的な売りで日経平均株価が下落するケースが観測された。きょうも、発表直後に外国為替市場でやや円高・ドル安方向に動き、日経平均株価も一時的に100円程度下げたものの、ほどなく切り返す展開となった。
 仕掛け的な売りが出なかった背景について、市場関係者からは「19日引け後に発表された11月第2週(9~13日)の投資部門別の売買動向で、海外投資家が3003億円の大幅な買越額で4週連続の買い越しとなるなど、日本企業の業績好調を見越した外国人買いが持続している」との見方が出ていた。


出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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