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【市況】<マ-ケット日報> 2015年11月19日

 19日の市場は日経平均が大幅に3日続伸。終値は前日比210円高の1万9859円で、8月20日以来、約3カ月ぶりの高値水準で取引を終えた。取引時間中は1万9959円(309円高)と2万円の大台まであと少しという場面も。米株高や年末高への期待感から幅広い銘柄に買いが入っていたが、東証1部の出来高は20億株と実需面でやや物足りなさがある。

 昨日の米国市場はFOMCの議事要旨を受けてダウ平均が大幅に3日続伸。今月10日以来、約1週間ぶりの水準を回復している。議事要旨では大半の参加者が12月の利上げを想定しており、金融政策に関する不透明感の後退からアク抜け感が一気に表われてきた。FRBが米景気に対し強気の見方をしていることも安心感を呼んでいる。さて、米景気への信頼感回復と米株高で、本日の東京市場は日経平均が寄り付きから200円を超える大幅な上げで始まった。円相場の先安観もあって10時過ぎには2万円の大台にかなり接近する場面も。昼頃に発表された日銀金融政策決定会合の結果(現状維持)を受けてからはややダレてしまったが、将来的な日銀の追加緩和期待が残ることとなり、日経平均が2万円を目指す流れに変わりはないだろう。個人投資家の懐具合もかなり回復してきており、年末高へ向け、需給面も相場の安定感に寄与しそうだ。(ストック・データバンク 編集部)

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