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2015年11月19日15時38分

【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):イリソ電子、三菱商、東京海上、クオール

■イリソ電子工業 <6908>  7,430円  +130 円 (+1.8%)  本日終値
 イリソ電子工業<6908>は3日続伸。6日に発表した第2四半期累計(4~9月)決算は、営業利益が31億5600万円(前年同期比8%減)と減益に終わったが、従来計画の同30億円に比べて、利益はやや上回った。自動車生産台数の伸び悩みと車載コネクターの期初想定を超える価格ダウンが減益の要因だが、コストダウンが前倒しで進んだことが上振れの要因だった。上期業績の上振れで、収益性への過度な懸念は払拭。注力する車載エレクトロニクス(ミリ波レーダー・カメラ・クラスター向けコネクタ)の好調から、来期は業績再拡大期入りへ。

■三菱商事 <8058>  2,098円  +34 円 (+1.7%)  本日終値
 三菱商事<8058>が反発。大和証券が同社について、目標株価を引き下げるとのリポートをリリースしている。同証券は、同社が5日の後場に16年3月期通期の連結純利益予想を3600億円から3000億円(前期比25.1%減)へ下方修正したことについて、主要因は資源価格低迷による収益力低下と指摘。中長期資源価格見通し変更に伴う追加減損リスクも残るとの見解を示し、目標株価は2520円から2160円へ引き下げた。レーティングは「3」を継続している。ただ、新中期経営計画での中期成長戦略、株主還元方針の見直しに注目するともしている。

■東京海上 <8766>  4,809円  +71 円 (+1.5%)  本日終値
 東京海上 <8766> が6日ぶりに反発。野村証券の損保セクターのリポートでは、7~9月期の利益水準は、第2四半期に発生した台風などの自然災害の影響で、第1四半期比で大幅に減少したものの、同自然災害を除く損保引受事業は、保険料率の引き上げの効果で改善傾向が続いていると指摘。好調な資産運用事業や海外事業が自然災害の利益悪化要因をカバーしているとの見方で、通期利益水準の見通しが総じて変わらないことや自然災害が歴史的にも大規模で一過性と判断できることなどを考慮すれば、過度な悲観は不要と解説。個別では、17年3月期以降も海外事業を中心に利益成長が期待できる東京海上ホールディングス<8766>を強気推奨している。

■クオール <3034>  1,517円  +20 円 (+1.3%)  本日終値
 クオール<3034>が出来高を伴い反発。調剤薬局チェーン業界3位の同社に国内証券からカバレッジを開始するとのリポートがリリースされ、ポジティブな材料と捉えられているようだ。岩井コスモ証券のアナリストがクオールのレーティングを新規「B+」でカバレッジ開始、目標株価を1750円に設定している。同証券のアナリストは、上期業績はC型肝炎特需により会社計画を大幅に上回り、過去最高益を更新する好調な決算であったと指摘。通期の業績見通しも上振れの公算が強く、PER14倍で株価に割高感が無く、中期的な上昇余地が大きいと解説している。売買取引単位が100株で個人投資家が投資しやすいこともあり、人気化しているようだ。

■マンダム <4917>  4,790円  +55 円 (+1.2%)  本日終値
 マンダム<4917>が3日続伸。10月29日に発表した第2四半期累計(4~9月)連結決算は、営業利益が53億5400万円(前年同期比2%増)で16年3月期通期計画の同50億円を上回った。7月のインドネシア新工場の火災の影響やインドネシア国内の消費低迷などを考慮して、9月30日に通期予想を下方修正したが、上期の状況やインドネシアマンダムの1~9月期の業績から、通期計画は保守的との見方が強い。ブランド力の高い男性向けで安定収益を確保する一方、女性向けや海外で成長性を確保する中期成長力を評価。

■加賀電子 <8154>  1,869円  +21 円 (+1.1%)  本日終値
 18日、加賀電子 <8154> とUKCHD <3156> が持ち株会社方式による経営統合で合意したと発表したが買い材料。UKCHDが16年10月1日をメドに同社を株式交換で完全子会社化し、新たに持ち株会社を設立する。経営統合により、国内業界トップクラスの規模・質を確立し、売上高5000億円超の世界有数のエレクトロニクス商社への成長を目指す。

■日本通運 <9062>  578円  +6 円 (+1.1%)  本日終値
 モルガン・スタンレーMUFG証券の航空貨物業界のリポートでは、航空貨物3社(日本通運<9062>、郵船ロジスティクス<9370>、近鉄エクスプレス<9375>)の株価と連動性が高い日本発航空貨物の前年比伸び率は、16年4月以降にボトムを付けると想定。今後は「投資タイミングを探る6カ月」になるとの見方で、同証券弱気ケースまで株価が調整した近鉄エクスプレスはリスク・リワードの魅力が高いと解説。「中長期の投資家にとって近鉄エクスプレスは仕込みのタイミング」と位置づけ、業界投資判断「アトラクティブ」を継続している。

■UKCホールディングス <3156>  2,724円  +28 円 (+1.0%)  本日終値
 UKCホールディングス<3156>と加賀電子<8154>がともに年初来高値を更新している。ただ、UKCは買い一巡後に下げに転じる場面があった。加賀電子も上げ幅を縮小している。18日引け後に、両社は経営統合を目指すことで基本合意したと発表した。UKCHDを株式交換完全親会社、加賀電子を株式交換完全子会社とする株式交換を行う。加賀電子はUKCHDの完全子会社となり、加賀電子の普通株式は東京証券取引所の上場廃止基準に従い、株式交換の効力発生日(16年10月1日を予定)に先立って上場廃止となる予定。株式交換比率は今後、両社協議の上、経営統合に係る最終契約締結(16年5月までを予定)までに決定する方針。

■DMG森精機 <6141>  1,578円  +16 円 (+1.0%)  本日終値
 DMG森精機<6141>が反発。後場寄り後に上げ幅を縮小する場面があったものの、再び買い優勢となっている。クレディ・スイス証券は同社について業績予想を見直し、目標株価を2200円から1800円へ引き下げ、投資評価は「ニュートラル」を継続している。今期9カ月予想営業利益を470億円から340億円(会社計画300億円)、来期予想も395億円から380億円へ見直し、その要因については今15年12月期予想はPPA後の各種資産償却や構造改革費用計上、来期は受注予想の減額が主因としている。ただ、目先は同社発表の月次受注で業績方向感を見極めたいとの見解を示している。

■戸田建設 <1860>  706円  +7 円 (+1.0%)  本日終値
 戸田建設<1860>が反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が18日付でレーティングを「アンダーウエート」から「ニュートラル」へ、目標株価を530円から750円へ引き上げた。低採算案件の一巡に加えて、受注時採算が改善していることなどにより建築マージン予想を引き上げ。これにより、今16年3月期通期業績を連結営業利益で会社側計画の191億円(前期実績129億7800万円)に対して従来予想の118億円から215億円へ、来期予想を136億円から230億円へ引き上げている。

●ストップ高銘柄
 カルナバイオサイエンス <4572>  2,900円  +500 円 (+20.8%) ストップ高   本日終値
 コムシード <3739>  620円  +100 円 (+19.2%) ストップ高   本日終値
 ファーマフーズ <2929>  537円  +80 円 (+17.5%) ストップ高   本日終値
 アプリックス <3727>  709円  +100 円 (+16.4%) ストップ高   本日終値
 メディア工房 <3815>  775円  +100 円 (+14.8%) ストップ高   本日終値
 など、6銘柄

●ストップ安銘柄
 LCAHD <4798>  1円  0 円 (0.0%) ストップ安   本日終値
 など、1銘柄

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