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【経済】(中国)「レクサス」輸入車126台に不具合、衝突回避システム誤作動の恐れ


トヨタ自<7203>の高級車「レクサス」の一部輸入車について、国家質量監督検験検疫総局(国家質検総局)は17日、衝突回避支援システム「PCS」(プリクラッシュセーフティ)に安全問題が存在するとの警告を通達した。システムの誤作動により、後続車の追突事故を誘発する危険があるとしている。
トヨタの現地法人、豊田汽車(中国)投資有限公司の報告を受けて発表した。それによると、「PCS」に設計不具合が存在する。路面の金属接着剤などを障害物と誤って認識。警告を発して、ブレーキの補助操作や自動操作が作動させる恐れがある。運転手が慌ててブレーキを踏めば、後続車の衝突を誘発する危険があるという。
対象の車両は、2012年6月22日から2015年5月19日までに生産された「レクサスES350」。これまで中国に126台が輸入された。
豊田汽車(中国)では現在、欠陥が発生した原因を調査中。リコール(回収・無償修理)計画も立てた。
同社に対し国家質検総局は、リコール実施前に臨時的な措置を採るよう指示。運転手と車両の安全を保障するよう求めた。また問題車両の保有者に対して、販売ディーラーに「PCS」機能の一時的遮断を依頼するよう勧告している。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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