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【材料】訪日関連が軒並み高、10月の訪日外客数が43%の高い伸び

 資生堂<4911>、ビックカメラ<3048>、オリエンタルランド<4661>、サンドラッグ<9989>、マツモトキヨシホールディングス<3088>、ラオックス<8202>などインバウンド関連が買いを集めている。18日取引時間終了後、日本政府観光局が10月の訪日外客数を発表、前年同月比43.8%増の182万9300人と10月の過去最高であった昨年の127万1700人を大幅に更新した。これを好感する格好で広範囲に物色資金が流入している。
 10月は単月としては7月の191万8300人に続く過去2番目の水準。中国の国慶節に伴う長期休暇とも重なり、積極的な訪日プロモーション効果も功を奏したかたちだ。中国の景気減速で一部には訪日関連消費に対し警戒感もあっただけに市場にポジティブな印象を与えている。国別ではロシアを除く17カ国で10月として過去最高を記録した。累計では10月時点で1631万人に達し、政府が掲げる2020年に年間2000万人の目標を5年前倒しで実現する可能性も出ているほか、新たな政府目標の設定も検討されているもようで、関連銘柄に吹く追い風も当面続きそうだ。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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