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【市況】個別銘柄戦略:保険や銀行など金融株の動向が高寄り後のカギを握る


米国株式市場が大幅に上昇、日経平均も2万円回復を視界に入れた動きが想定される。ただ、本日は日銀金融政策決定会合の結果発表が予定されており、金融政策の現状維持が想定されていることから、その後は利食い売りなどが優勢になっていく可能性も高いだろう。米利上げによる長期金利の上昇期待を背景に、保険株や銀行株の動向が注目され、これらセクターの上昇率次第では市場ムードをさらに改善させる可能性などもあろう。一方、前日に買い優勢となった不動産株などは、マンション販売のスローダウンなどもあって、決定会合前に処分売り圧力が強まる可能性。前日に発表された訪日外客数は想定どおりに高水準であったが、インバウンド関連株にとっては、さらに買い上げるような流れにまではいたらないか。UKCと加賀電子の経営統合合意を受けて、電子部品・半導体商社などに再編期待が波及するかも注目。

《KS》

 提供:フィスコ

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