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【通貨】今日の為替市場ポイント:ドル・円は123円台で推移か、米国株高を意識してリスク選好の円売り継続へ


18日のドル・円は東京市場では123円23銭から123円47銭で推移。欧米市場でドルは123円77銭まで上昇し、123円61銭で引けた。

本日19日のドル・円は123円50銭前後で推移か。米国株高を意識してリスク選好的な円売りは継続する見込み。日本銀行の金融政策は今回も現状維持の公算だが、早期追加緩和への期待は大きく後退していないことから、現状維持が決まっても為替相場が円高方向に振れる可能性は低いとみられる。

米連邦準備制度理事会(FRB)が18日公表した連邦公開市場委員会(FOMC)の会合議事録(10月27-28日開催分)議事録では、利上げペースがゆるやかなものになるとの見解でおおむね一致したことが示された。

12月に利上げを開始することについては、一部メンバーが「政策引き締めに必要な経済面での条件は既に満たされた」と指摘したが、大半のメンバーは「経済面での条件は12月に満たされる可能性が高い」と予想していた。

市場参加者の大半は、12月15-16日に開かれるFOMCの会合で利上げが決定されると予想している。12月に利上げを開始した場合、2度目の利上げは6月になるとの予想が増えているようだ。利上げペースは経済次第となるが、現時点でインフレ急進の兆候はみられないため、2016年末時点で政策金利(FFレート)は0.75%ないし1%にとどまる可能性がある。

《SY》

 提供:フィスコ

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