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【特集】トライステージ Research Memo(2):通信販売実施に必要なあらゆるサービスを提供


■事業概要と市場環境

(1)事業概要

トライステージ<2178>の事業は「ダイレクトマーケティング支援事業」と「ダイレクトメール発送代行事業」の2つのセグメントで構成されている。このうち「ダイレクトメール発送代行事業」は2012年11月に子会社化(出資比率86.8%)したメールカスタマーセンター(株)(以下、MCC)の事業となる。2015年2月期における事業別構成比は、「ダイレクトマーケティング事業」が売上高で76.6%、営業利益で106.4%を占めており、同社事業の中心となっている。

「ダイレクトマーケティング支援事業」では、テレビ通販事業者に対して、テレビ通販番組枠やCM枠の提供、販売戦略のプランニング、番組の制作、商品の受注(コールセンターの斡旋)、放送後の効果分析や物流・決済、顧客管理の支援に至るまで、ダイレクトマーケティングに必要なあらゆるサービスを提供している。

同事業における継続的な顧客数は90社程度とみられ、このうち上位10社で約73%(2016年2月期第2四半期累計実績)を占めている。主力顧客としては、キューサイ(株)、(株)富山常備薬グループなどが挙げられる。また、顧客を業種別で見ると、健康食品、美容(化粧品)、生活雑貨業種が大半を占めているのが特徴だ。また、ここ最近は会員誘導型のクライアント(スポーツジムなど)や通信教育など新規業種の開拓にも注力しており、全体の1割強がこうした新規顧客・業種で占められている。

一方、「ダイレクトメール発送代行事業」では、子会社のMCCで主にダイレクトメールの発送代行業務を行っている。顧客企業数は全国に600~700社程度とみられ、東京本社のほか、札幌、新潟、名古屋、大阪、福岡の6拠点で営業展開を行っている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《HN》

 提供:フィスコ

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