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【市況】こう着局面では中小型株などへの見直しに【クロージング】


18日の日経平均は小幅に続伸。18.55円高の19649.18円(出来高概算19億3000万株)で取引を終えた。米利上げ観測の高まりを背景とした円安の流れを支援材料に、寄付き直後には一時19840.00円と、約3ヶ月ぶりに19800円を回復している。ただし、18-19日に開く日本銀行の金融政策決定会合や、今晩の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨の内容を見極めようと、積極的な取引を控えるムードが強い。

一方、高値圏での底堅い値動きをみせていたが、大引けにかけてはイベントを控えてのポジション調整のほか、「パリ北部で銃撃戦」といった報道なども伝わり、日経平均は大引けにかけて上げ幅を縮めていた。

明日はFOMC議事録の内容を受けて、年内利上げが確実視される可能性があり、これを受けた米国市場や為替市場の動向が注目される。結果を受けた流れに引きづられる可能性はあるが、売りが強まる局面では、その後の日銀会合への思惑から底堅さが意識されやすい。

また、こう着感が強まる局面においては、低迷していたミクシィ<2121>など新興市場の中小型株などへの見直しに向かわせやすいとみておきたい。郵政グループ3社のこれまでのパフォーマンス等から個人の需給は良好である。物色意欲は旺盛であろう。

《AK》

 提供:フィスコ

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