【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):スタートトゥ、Jマテリアル、ツムラ、ジェイエイシ
■スタートトゥデイ <3092> 3,985円 +100 円 (+2.6%) 本日終値
17日、スタートトゥ <3092> が発行済み株式数(自社株を除く)の4.5%にあたる489万1000株(金額で190億0153万円)を上限に、18日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買い(買い付け価格は17日終値の3885円)を実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。
■ジャパンマテリアル <6055> 2,282円 +55 円 (+2.5%) 本日終値
17日、Jマテリアル <6055> が発行済み株式数(自社株を除く)の0.34%にあたる6万株(金額で1億3362万円)を上限に、18日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買い(買い付け価格は17日終値の2227円)を実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。
■ツムラ <4540> 3,435円 +80 円 (+2.4%) 本日終値
ツムラ<4540>が反発。クレディ・スイス証券では、国内の漢方薬需要が堅調に推移すると見込まれ、中国での漢方薬の原料生薬の市況軟化によって原価上昇が是正される可能性が出てきたと指摘。実際の原料安メリットを享受するのは18年3月期以降となるも、円安と市況高騰というふたつの重圧のうちのひとつから解放されるとの見方で、販売面では葛根湯や五苓散といった汎用的に使う処方が増加するなど、漢方薬の良さが医療現場でも株式市場でも再認識されていると解説。レーティング「アウトパフォーム」を継続、目標株価を3100円から3800円に引き上げている。
■ジェイエイシ <2124> 822円 +17 円 (+2.1%) 本日終値
ジェイ エイ シー リクルートメント<2124>が続伸。同社は人材紹介ビジネスを手掛け、特に外資系企業向けで実績が高い。17日取引終了後に発表した10月度の月次売上高(連結ベース)は10億8011万円で前年同月比26.0%増と大幅な伸び率をみせ、今期に入り4月に次ぐ高い伸び率となった。今期累計(1~10月)でも21.1%増と好調で、これを受けて見直し買いが優勢となった。
■凸版印刷 <7911> 1,114円 +23 円 (+2.1%) 本日終値
凸版印刷<7911>が続伸。この日、住民が居住地域の水害の状況を仮想体験できる自治体向けのサービスを開発したと発表しており、これを好感した買いが入っている。同サービスは、住民が手持ちのスマートフォンと、VR(仮想現実)映像を手軽に体験できる独自の閲覧用ゴーグルを組み合わせて利用するもので、自治体の水害ハザードマップと連動したバーチャルリアリティ(VR)映像で、居住地域の被災状況を仮想体験できるという。360度パノラマの動画により、予想される被災状況を直感的に理解できるようになることから需要が見込まれ、17年度には約10億円の売り上げを目指すとしている。
■ニチコン <6996> 1,039円 +21 円 (+2.1%) 本日終値
三菱UFJモルガン・スタンレー証券が17日付でニチコン <6996> の投資判断「ニュートラル(中立)」を継続し、目標株価を1000円→1050円に増額したことが買い材料視された。リポートでは、アルミ電解コンデンサー市場は夏場以降、エアコン向けが想定以上に落ち込んだうえ、一般産業機械向けは中国FA需要の低迷で減速したと報告。しかし、同社は需要不振を収益性改善と住宅用蓄電システムでカバーし、上期営業利益は23億円と計画線を確保したことを評価している。同証券では、16年3月期の連結営業利益を42億円→48億円(会社計画は50億円)、17年3月期を58億円→60億円に上方修正した。一方、18年3月期は78億円→72億円に下方修正した。
■アリアケジャパン <2815> 6,050円 +110 円 (+1.9%) 本日終値
アリアケジャパン<2815>が反発。岩井コスモ証券が17日付で新規に投資判断「B+」とし、目標株価を6500円に設定したことが好材料視されているようだ。上期の良好な収益が下期も続き通期会社予想に上振れの可能性が高いと評価。中期的には新規顧客の開拓や低コスト化の定着を進めることで、高い成長性が予想されるとしている。
■高砂熱学工業 <1969> 1,792円 +32 円 (+1.8%) 本日終値
高砂熱学工業<1969>が反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が17日付でレーティングは「ニュートラル」継続ながら目標株価を1730円から1830円に引き上げた。同証券ではリニューアル比率を高めることや大型案件における受注時採算改善など上期決算では収益実態が改善傾向を示しつつあり、下期以降の動向に注目としている。
■住友金属鉱山 <5713> 1,350.5円 +20.5 円 (+1.5%) 本日終値
住友金属鉱山<5713>が反発。UBS証券では、規模は小さいながらも同社は世界でもトップクラスの競争力を有した非鉄企業に位置付けられると指摘。それでも、米国利上げの可能性、中国需要減速など金属市況の低迷が続いていること、シエラゴルダ鉱山がモリブデン市況の下落で将来のCF計画に修正が迫られ減損の可能性があることなどから、「現段階では同社株への投資は見送りたい」と解説。レーティングは「ニュートラル」を継続も、目標株価を1520円から1400円に引き下げている。
株探ニュース
17日、スタートトゥ <3092> が発行済み株式数(自社株を除く)の4.5%にあたる489万1000株(金額で190億0153万円)を上限に、18日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買い(買い付け価格は17日終値の3885円)を実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。
■ジャパンマテリアル <6055> 2,282円 +55 円 (+2.5%) 本日終値
17日、Jマテリアル <6055> が発行済み株式数(自社株を除く)の0.34%にあたる6万株(金額で1億3362万円)を上限に、18日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買い(買い付け価格は17日終値の2227円)を実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。
■ツムラ <4540> 3,435円 +80 円 (+2.4%) 本日終値
ツムラ<4540>が反発。クレディ・スイス証券では、国内の漢方薬需要が堅調に推移すると見込まれ、中国での漢方薬の原料生薬の市況軟化によって原価上昇が是正される可能性が出てきたと指摘。実際の原料安メリットを享受するのは18年3月期以降となるも、円安と市況高騰というふたつの重圧のうちのひとつから解放されるとの見方で、販売面では葛根湯や五苓散といった汎用的に使う処方が増加するなど、漢方薬の良さが医療現場でも株式市場でも再認識されていると解説。レーティング「アウトパフォーム」を継続、目標株価を3100円から3800円に引き上げている。
■ジェイエイシ <2124> 822円 +17 円 (+2.1%) 本日終値
ジェイ エイ シー リクルートメント<2124>が続伸。同社は人材紹介ビジネスを手掛け、特に外資系企業向けで実績が高い。17日取引終了後に発表した10月度の月次売上高(連結ベース)は10億8011万円で前年同月比26.0%増と大幅な伸び率をみせ、今期に入り4月に次ぐ高い伸び率となった。今期累計(1~10月)でも21.1%増と好調で、これを受けて見直し買いが優勢となった。
■凸版印刷 <7911> 1,114円 +23 円 (+2.1%) 本日終値
凸版印刷<7911>が続伸。この日、住民が居住地域の水害の状況を仮想体験できる自治体向けのサービスを開発したと発表しており、これを好感した買いが入っている。同サービスは、住民が手持ちのスマートフォンと、VR(仮想現実)映像を手軽に体験できる独自の閲覧用ゴーグルを組み合わせて利用するもので、自治体の水害ハザードマップと連動したバーチャルリアリティ(VR)映像で、居住地域の被災状況を仮想体験できるという。360度パノラマの動画により、予想される被災状況を直感的に理解できるようになることから需要が見込まれ、17年度には約10億円の売り上げを目指すとしている。
■ニチコン <6996> 1,039円 +21 円 (+2.1%) 本日終値
三菱UFJモルガン・スタンレー証券が17日付でニチコン <6996> の投資判断「ニュートラル(中立)」を継続し、目標株価を1000円→1050円に増額したことが買い材料視された。リポートでは、アルミ電解コンデンサー市場は夏場以降、エアコン向けが想定以上に落ち込んだうえ、一般産業機械向けは中国FA需要の低迷で減速したと報告。しかし、同社は需要不振を収益性改善と住宅用蓄電システムでカバーし、上期営業利益は23億円と計画線を確保したことを評価している。同証券では、16年3月期の連結営業利益を42億円→48億円(会社計画は50億円)、17年3月期を58億円→60億円に上方修正した。一方、18年3月期は78億円→72億円に下方修正した。
■アリアケジャパン <2815> 6,050円 +110 円 (+1.9%) 本日終値
アリアケジャパン<2815>が反発。岩井コスモ証券が17日付で新規に投資判断「B+」とし、目標株価を6500円に設定したことが好材料視されているようだ。上期の良好な収益が下期も続き通期会社予想に上振れの可能性が高いと評価。中期的には新規顧客の開拓や低コスト化の定着を進めることで、高い成長性が予想されるとしている。
■高砂熱学工業 <1969> 1,792円 +32 円 (+1.8%) 本日終値
高砂熱学工業<1969>が反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が17日付でレーティングは「ニュートラル」継続ながら目標株価を1730円から1830円に引き上げた。同証券ではリニューアル比率を高めることや大型案件における受注時採算改善など上期決算では収益実態が改善傾向を示しつつあり、下期以降の動向に注目としている。
■住友金属鉱山 <5713> 1,350.5円 +20.5 円 (+1.5%) 本日終値
住友金属鉱山<5713>が反発。UBS証券では、規模は小さいながらも同社は世界でもトップクラスの競争力を有した非鉄企業に位置付けられると指摘。それでも、米国利上げの可能性、中国需要減速など金属市況の低迷が続いていること、シエラゴルダ鉱山がモリブデン市況の下落で将来のCF計画に修正が迫られ減損の可能性があることなどから、「現段階では同社株への投資は見送りたい」と解説。レーティングは「ニュートラル」を継続も、目標株価を1520円から1400円に引き下げている。
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