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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):そーせい、DNC、イオンモール、日立金

■そーせいグループ <4565>  5,570円  +650 円 (+13.2%) 一時ストップ高   本日終値
 そーせいグループ<4565>が大幅高。同社は昨日引け後、ウルティブロブリーズヘラーのFLAME試験の結果を発表した。導出品グリコピロニウム(NVA237)を含有するウルティブロブリーズヘラーについて、導出先のノバルティス社が第3相FLAME試験を良好な結果で終了したことを発表。本試験で1日1回吸入のウルティブロブリーズヘラーは、1日2回吸入のサルメテロール・フルチカゾン(気管支喘息や慢性閉塞性肺疾患の治療に用いられる配合剤)に対して1年間にわたり軽度、中等度および重度のCOPD(慢性閉塞性肺疾患)増悪率を有意に抑制し、非劣性であることを確認する主要評価項目を達成。詳細なデータは、関連学会において発表される予定となっている。

■ダイキョーニシカワ <4246>  8,580円  +650 円 (+8.2%)  本日終値  東証1部 上昇率3位
 17日、DNC <4246> が12月31日現在の株主を対象に1→4の株式分割を実施すると発表したことが買い材料。最低投資金額が現在の4分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。

■イオンモール <8905>  2,090円  +140 円 (+7.2%)  本日終値  東証1部 上昇率4位
 イオンモール<8905>が大幅続伸。上限を340万株(発行済み株式数の1.49%)、または60億円としており、取得期間は12月1日から来年1月15日まで。同時に、簡易株式交換によりダイエー100%子会社のOPA(東京都江東区)の完全子会社を発表しており、今回の自社株取得はOPA株主への交付(47億2600万円)および株主還元を主な目的としているという。これにより、来年3月には国内最大級の都市型ファッションビル・ディベロッパー企業が誕生することになり、業容拡大への期待も高まっているようだ。

■日立金属 <5486>  1,541円  +78 円 (+5.3%)  本日終値
 日立金属<5486>が大幅続伸。クレディ・スイス証券では、16年3月期利益計画の下方修正発表後、株価は急落したものの、その結果、PERや対株式市場相対PBR、対自動車セクター相対株価とも過去10年間の最低水準にまで下落し、割安感が台頭したと指摘。自動車市場に回復感が出てきたことも株価反転に向け好材料とみて、レーティングを「ニュートラル」から「アウトパフォーム」に、目標株価を1840円から1890円に引き上げている。

■井関農機 <6310>  200円  +8 円 (+4.2%)  本日終値
 井関農機<6310>が続伸。スマート田植機の開発や農業生産者向けクラウドサービスなどICT化戦略で先駆しており、TPP締結で国内農業の競争力強化が必須課題となるなど重要な鍵を握る。15年12月期の連結営業利益は39億円から10億円に下方修正しているが、株価200円割れで目先の売り物は出切った感触。JAによる補助金事業がスタートしたことでここ農機市場の月次実績が回復歩調にあることも株価に追い風となっている。

■ミクシィ <2121>  4,505円  +170 円 (+3.9%)  本日終値
 ミクシィ<2121>が大幅続伸。きょうは、三菱UFJモルガン・スタンレー証券がミクシィについてリポートをリリースしたことが確認されている。同証券は、同社の15年7~9期決算を踏まえ、16年3月期のEPS予想を減額修正(前回680.3円から今回647.2円)し、目標株価は6000円から5300円へ引き下げられた。ただ、カバレッジセクター内で同社の今後の株価パフォーマンスが相対的に中位になるとみて、レーティングは「ニュートラル」を継続している。同証券ではまた、同社の7~9月期決算説明会で新しいゲームアプリとして2点が開示され、いずれのタイトルもモンストへの高い収益依存度の引き下げが期待されているものの、その実現には時間を要するだろうとの見解を示している。

■古河電気工業 <5801>  261円  +8 円 (+3.2%)  本日終値
 古河電気工業<5801>が続伸。北米をはじめ光ファイバーが世界的な需要拡大局面にあり、収益を押し上げ要因となっている。15年4~9月期の連結営業利益は前年同期比47%増の91億3900万円と高変化をみせた。従来予想から40%以上も上振れしたことでにわかに市場でも注目度が増し、今月5日にマドを開けて急伸した後もマド埋め拒否の強い足を示しているが、きょう陽線をつければ10連続陽線を記録する。

■日テレHD <9404>  2,239円  +63 円 (+2.9%)  本日終値
 日本テレビホールディングス<9404>が3日続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が17日付でレーティング「ニュートラル」継続ながら目標株価を2290円から2320円に引き上げた。足もとの好調な月次売上動向や業界内での競争力強化、コストコントロール向上による番組制作費の削減効果などを評価。今16年3月期通期業績を連結営業利益で会社側計画の480億円(前期実績423億8200万円)に対して従来予想の471億円から497億円へ、来期予想を531億円から557億円に引き上げている。

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