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【市況】NY株式:ダウは6ドル高、小売企業決算を好感も原油安が重し


17日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は6.49ドル高の17489.50、ナスダックは1.40ポイント高の4986.02で取引を終了した。10月の消費者物価指数が3ヶ月ぶりに上昇に転じた一方で、鉱工業生産指数が予想を下振れ、朝方は小動きとなった。小売企業決算などを受けて一時上昇する場面もあったが、軟調な原油相場が嫌気され、上値の重い展開となった。セクター別では、食品・生活必需品小売や半導体・半導体製造装置が上昇する一方で公益事業やエネルギーが下落した。

ホームセンターのホーム・デポ(HD)は好決算を発表して上昇。ディスカウントストアのウォルマート(WMT)は業績見通しが予想を上回り、堅調推移となった。また、明日に決算発表を控える競合のターゲット(TGT)も買われた。一方で、建設機械のキャタピラーは中国における需要鈍化懸念が拡大し、下落した。

16日公表された四半期報告書によると、著名投資家のカール・アイカーン氏はオークションサイト運営のイーベイ(EBAY)からスピンオフした決済サービスのペイパル(PYPL)を9月末時点で保有していることが明らかとなった。一方で、イーベイは全て売却しており、ペイパルへの強気な姿勢が伺える。



Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

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