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2015年11月17日16時06分

【特集】静岡ガス Research Memo(4):清水港のLNG基地の好立地と広域パイプラインネットワークが強み


■会社概要

(3)同社の強み

静岡ガス<9543>の強みは主に3点ある。第1に、LNG受入ターミナルである清水エル・エヌ・ジー(株)袖師基地の立地条件が良いことが挙げられる。同基地がある清水港は水深が深く、大型LNG船の着桟が容易であるという利点がある。LNG船は約20日に1度のペースで着桟し、マレーシアやオーストラリア、インドネシアなどから年間110万トン輸入している。今後、調達価格低減に向けた再輸出(以下、リロード)事業やストレージサービスなどを展開していくうえでも、好立地にあるLNG基地は強みとなろう。

2点目の強みはLNG基地をハブターミナルとして、近隣エリアの都市ガス会社など、自社の供給エリアを超えたガス販売を拡大していくための広域パイプラインネットワークを構築していることにある。2007年に南富士幹線(富士市?御殿場市間)を整備し、INPEXのパイプラインと接続したほか、2015年10月には中部ガスとの共同事業である静浜幹線(静岡・清水港?浜松市間)が全線開通し、浜松市エリアまでガス供給が可能となった。

第3の強みとして、工業用の大口需要家に対してコジェネなどを用いた高効率なマルチエネルギーソリューションを提案できる技術力、ノウハウなどを蓄積していることにある。再生エネルギーも含めたエネルギー利用の多様化が進むなかで、エネルギー消費効率向上に向けたニーズも強まっており、顧客獲得機会も増加していくものと思われる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《HN》

 提供:フィスコ

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