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【通貨】NY為替:ドル・円は123円17銭、仏同時多発テロ受けECB追加緩和観測強まる


 16日のニューヨーク外為市場でドル・円は、122円92銭へ下落後、123円28銭へ上昇し、123円17銭で引けた。米国の11月NY連銀製造業景気指数が予想を下回り4カ月連続の減少となったため、ドル売りが優勢となった。その後、原油価格の反発や、日銀や欧州中央銀行(ECB)の追加緩和期待にリスク選好の円売りが再燃した。


 ユーロ・ドルは、1.0742ドルから1.0674ドルまで下落し、1.0686ドルで引けた。先週末にフランス、パリで発生した同時多発テロ、難民問題を受けて「欧州中央銀行(ECB)の追加緩和は必至」との見方からユーロ売りに拍車がかかった。ユーロ・円は、132円13銭から131円56銭へ下落した。


 ポンド・ドルは、1.5187ドルまで下落後、1.5219ドルへ反発した。英中央銀行の利上げ先送り観測が強まり、ポンド売りが優勢となった。ドル・スイスは、1.0055フランから1.0103フランへ上昇した。

《KK》

 提供:フィスコ

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