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【材料】アイビーシー---クラウド進展、ビッグデータやIoT活用でネットワーク性能監視ツールの重要性が増す


アイビーシー<3920>はコンピューターネットワークシステムに係る性能監視ソフトウェアの企画・開発及び同ソフトウェアの利用ライセンス販売、システム性能の課題・問題解決を行うコンサルティングサービスの提供を手掛けている。独自製品「System Answerシリーズ」は、サービスの停止や通信の遅延などの障害の予兆をいち早く検知し未然に防ぐ新たな手法として提供されている。同社の性能監視ソフトウェアは情報機器メーカー103社に対応しており、複数のメーカー製品がつながる企業内のネットワークシステムを容易に監視できる。

2015年9月期は売上高が前期比21.1%増の9.77億円、経常利益が同35.0%増の3.01億円で着地した。ブラックボックス化したコンピューターネットワークシステムの安定稼働促進や無駄のない投資ニーズが高まっており、パートナー企業との連携を強化して大手企業を中心に積極的な営業展開を図った結果、当初予想を上回る業績となった。クラウド化の進展やビッグデータ、IoTの活用によりネットワーク性能監視ツールの重要性が増しているようだ。

今後は、販売パートナーとの連携を更に強化し、特に自治体へのソフト導入に注力し、マイナンバーや情報漏洩への意識の高まりといった需要を取り込む。自社開発ソフトの機能を拡張し、更なる企業成長を目指す。

《SF》

 提供:フィスコ

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