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2015年11月16日18時17分

【市況】16日の香港市場概況:ハンセン指数は下落、内外環境の不透明感で投資家センチメント悪化


16日の香港市場は値下がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比385.32ポイント(1.72%)安の22010.82ポイント、本土企業株で構成されるH株指数が202.77ポイント(1.99%)安の9978.70ポイントと、そろって続落した。ハンセン指数は一時、心理的節目の22000を約5週ぶりに割り込んでいる。売買代金は769億450万香港ドルにやや縮小した(13日は827億2600万香港ドル)。

内外環境の不透明感で投資家のセンチメントが冷え込む。直近に公表された経済指標が総じて弱いものとなるなか、中国経済の先行きが不安視されている。10月・米小売売上高の伸びが予想に届かなかったことなどで、先週末の米株が売られたこともネガティブ材料。先週13日にパリで同時多発テロが起きたことを受け、同国・地域を巡る地政学リスクも懸念されている。

ハンセン指数の構成銘柄では、香港最大手商社の利豊(494/HK)が4.5%安、婦人靴小売チェーン中国最大手の百麗国際HD(1880/HK)が3.8%安、石油グループ大手の中国石油天然気(857/HK)が3.7%安と下げが目立った。利豊に関しては、同社が欧州各国との取引があるため、仏同時テロの悪影響が警戒されている。時価総額上位の金融株やネット・通信株も軒並み売られた。

空運セクターもさえない。中国東方航空(670/HK)が4.7%安、中国国際航空(753/HK)が3.5%安、中国南方航空(1055/HK)が2.1%安、国泰航空(293/HK)が2.7%安で引けた。テロの影響で空運需要が縮小すると警戒されている。

H株証券セクターも軒並み安。海通証券(6837/HK)が4.8%、中信証券(6030/HK)が4.2%、広発証券(1776/HK)が3.6%、華泰証券(HTSC:6886/HK)が2.6%ずつ値を下げた。信用買いの規制強化が嫌気されている。上海、深センの両証券取引所は13日、信用買い委託保証金率の下限を50→100%に引き上げると発表。23日付で実施し、レバレッジの上限は2倍→1倍に低下する。これまでと同様、委託保証金は「有価証券」で代用することは可能となっているものの、取引手数料の減少などが意識された。

【亜州IR】

《SY》

 提供:フィスコ

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