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2015年11月16日11時49分

【特集】<話題の焦点>=4代目プリウス発売、「TNGA」効果の試金石

 トヨタ自動車<7203>が12月、4代目となる新型「プリウス」を発売する。優れた燃費性能の進化はもちろんのこと、このクルマは新たな開発手法である「トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー(TNGA)」が用いられていることが最大の注目点だ。

 TNGAは、商品力の向上と原価低減を同時に達成するための取り組み。これまでは個別車種ごとに企画・開発を行ってきたが、駆動装置や車台などを共通化しながら「走る」「曲がる」「止まる」といった基本性能や開発効率を高めることを狙っている。例えば複数の車種を同時に開発するといったことも可能で、同社はTNGAを20年ごろまでに世界販売台数の半分に導入する計画だ。

 プリウスは初代が1997年に発売され、同社のハイブリッド車販売を牽引してきた(世界累計販売台数は7月末時点で800万台超)。新型プリウスの売れ行きはTNGA効果の試金石となり、部品メーカーにとっては今後の受注量に影響しかねない車種となる。

 豊田自動織機<6201>は、新型プリウス向けにカーエアコン用電動コンプレッサーやバッテリーの高電圧を低電圧に変換し電気を供給するDC-DCコンバーター、四輪駆動用リア走行インバーター、ACインバーターを供給。

 アイシン精機<7259>グループのアドヴィックスは、新世代の電子制御ブレーキシステムを納入している。

 デンソー<6902>は、小型軽量化された新型パワーコントロールユニットおよびモーターステーター、ミリ波レーダー、画像センサーなど。トヨタ紡織<3116>は新開発のシート骨格が採用されている。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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