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【市況】概況からBRICsを知ろう~ロシア株式市場は続落、欧州株安を受けて


【ブラジル】ボベスパ指数 46517.04 -0.78%
13日のブラジル株式市場は続落。主要指標のボベスパ指数は前日比366.54ポイント安(-0.78%)の46517.04で取引を終えた。46883.71から46311.23まで下落した。指数構成銘柄での値上がりは20、値下がりは41、変わらず2であった。

この日もブラジル企業の7-9月期決算発表で、石油ガス大手のペトロブラス(PETR3)や鉄鋼大手のナショナル製鉄(CSNA3)が期待はずれの内容になり、大幅な株安となったことがボベスパ指数を圧迫したとの見方。また、世界的な供給過剰感から、NY原油先物が大幅に続落したことも(一時40.22ドル)、ブラジル株の売り圧力になった。

【ロシア】MICEX指数 1728.17 -0.68%
13日のロシア株式市場は続落。主要指標のMICEX指数は、前日比11.79ポイント安(-0.68%)の1728.17で取引を終了した。1744.09から1723.63まで下落した。

この日発表のユーロ圏・7-9月期国内総生産(GDP、速報値)の伸びが、予想外に鈍化したことが懸念され、欧州株安となったこと。米国の10月小売売上高の下振れでNYダウも下落スタートしたこと。また、ロシア株式市場の取引時間終盤辺りからブレント原油先物がマイナスに転じたことなどが、ロシア株の下押し圧力になった。なお、ロシア中銀のナビウリナ総裁が、「次の3会合のうちのひとつで利下げが可能」との見通しを示したもよう。

【インド】SENSEX指数 25610.53 -0.99%
13日のインドSENSEX指数は続落。前日比256.42ポイント安(-0.99%)の25610.53、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同62.75ポイント安(-0.8%)の7762.25で取引を終えた。

売りが先行した後はマイナス圏でもみ合った。年内の米利上げ懸念が再び高まっていることや、この日のアジアの主要な株式市場が軟調な展開を示したことが圧迫材料。また、弱い経済指標も気がかり材料となった。


【中国本土】上海総合指数 3580.84 -1.43%
13日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比52.06ポイント(1.43%)安の3580.84ポイントと続落した。

融資低迷で景気の先行きが不安視される。人民元建て新規融資が5136億人民元(約9兆9170億円)に縮小し、昨年7月以来、15カ月ぶりの低水準を記録したことが嫌気された。前月実績の1兆500億人民元からほぼ半減し、市場予想の8000億人民元を大きく下回っている。景気減速で企業の投資意欲が減退し、貸出需要が低迷したようだ。

《NH》

 提供:フィスコ

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