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【市況】16日の株式相場見通し=欧米株安と円高進行で売り先行、GDP内容を注視

 16日の東京株式市場は、前週末の欧米株式市場の軟調推移や外国為替市場での円高・ドル安進行を嫌気して、売り先行の推移となりそうだ。また、前週末にフランスパリで発生した同時多発テロの実態経済へのマイナス影響も懸念されている。さらに、きょう寄り付き前に発表される7~9月期国内総生産(GDP)の内容に左右される展開が予想される。
 13日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比202.83ドル安の1万7245.24ドルと3日続落した。13日の欧州株価が軒並み下落したことに加え、米原油価格先物の続落が嫌気され、売りが優勢となった。また、この日発表された10月の米小売売上高が前月比0.1%増と市場予想の0.3%増程度を下回ったことも売り材料となった。ナスダック総合株価指数は、前日比77.196ポイント安の4927.883と5日続落した。
 16日早朝の外国為替市場では、1ドル=122円20銭台と前週末に比べて円高・ドル安が進行している。
日程面では、7~9月期のGDP(1次速報)、10月の首都圏新規マンション発売に注目。(冨田康夫)


出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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