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【材料】ユー・エス・エス---第2四半期は増収増益、子会社事業の売却により当初計画を修正するも純利益は変わらず


中古車オークションのユー・エス・エス<4732>は9日、2016年3月期第2四半期(4-9月)の決算を発表した。売上高は前年同期比4.3%増の336.43億円、営業利益は同6.6%増の167.63億円、経常利益は同6.7%増の171.06億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同8.7%増の112.92億円となった。

主力のオートオークション事業において、市場全体の出品台数が伸び悩むなか、大規模会場を中心に出品台数が増加し、オークション手数料収入が増加した。出品台数は前年同期比1.9%増の114.7万台、成約台数は同3.9%増の75.4万台、成約率は同1.3pt増の65.8%となった。また、子会社が運営する中古自動車買取専門店「ラビット」において、台当たり粗利益と買取台数が増加し、全体の増収増益に寄与した。

今期の業績予想は、10月1日付けでカークエスト東洋事業部が連結対象外となることから、売上高を前期比3.8%増の700.00億円(従来予想712.00億円)に下方修正。一方利益面では、営業利益を同5.4%増の352.00億(同350.00億円)円、経常利益を同5.5%増の359.00億円(同356.00億円)と上方修正を行った。なお、台数計画は上期に出品台数が未達となったものの、下期については、出品台数、成約台数ともにほぼ当初の計画台数を変更していない。

同社は、中古自動車のオークション運営事業で市場シェア33%とトップの存在。子会社にて、中古自動車買取等販売事業やリサイクル事業なども手掛けている。

《SF》

 提供:フィスコ

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