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【市況】<株式トピックス>=全般反落相場のなかで日本郵政は異彩高

 13日の東京株式市場では、日本郵政<6178>の株価は4日続伸。後場に入って一段高となり、一時前日比78円高の1938円まで買い進まれている。同社の公開価格は1400円で、4日の新規上場から8日間で、38%上昇したことになる。終値は36円高の1896円。
 11日につけた上場来高値の1878円を大幅に更新してきた。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、ソフトバンクグループ<9984>、トヨタ自動車<7203>を抑えて、日本郵政が東証1部の売買代金トップとなった。きょうは、日経平均株価が、8日ぶりに反落するなど全般相場が軟調ななかで、異彩高となった。
 この人気継続の背景として、市場関係者は「海外の年金系資金などの長期スタンスの買い」(市場関係者)を指摘している。国内外の機関投資家にとって、日本郵政はポートフォリオのなかで「無くてはならない銘柄」として認識されはじめているようだ。
 その日本郵政<6178>は13日取引終了後、16年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算を発表した。経常収益7兆350億100万円(前年同期比1.0%減)、経常利益4733億7800万円(同8.8%減)、純利益2133億4400万円(同1.7%減)だった。(冨田康夫)

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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