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【市況】東京株式(大引け)=100円安、米株安受け8日ぶり反落

 13日の東京株式市場は前日の米国株大幅安の流れが波及。日経平均は前日までの上げの反動で終始利益確定売りが優勢となった。
 大引けの日経平均株価は前日比100円86銭安の1万9596円91銭と8日ぶりに反落。東証1部の売買高概算は22億2262万株、売買代金概算は2兆4684億6000万円。値上がり銘柄数は639、対して値下がり銘柄数は1147、変わらずは127銘柄だった。きょうはオプションSQ算出日で、それを考慮すれば売買代金は盛り上がりを欠いたといえる。
 きょうの東京市場は、前日の米国株市場でNYダウが250ドルを超える下げをみせ、これが利益確定売りの引き金となった。日経平均は前日まで7日続伸で1000円以上の上昇をみせており、目先過熱感が意識されていた。原油や金など商品市況の下落も重荷となっている。ただ、押し目買い意欲も強く、下落率は0.5%程度と小幅にとどまった。日本郵政<6178>が高いことで全体地合いを下支え、後場終盤は大手銀行株への買いなどが足場となり戻り基調となった。
 個別では、ソフトバンクグループ<9984>が売られたほか、ファナック<6954>、エーザイ<4523>も軟調。東芝<6502>も安い。THK<6481>、イマジカロボ<6879>が急落、平和<6412>も大きく値を下げた。一方、日本郵政が大商いで高いほか、三菱UFJ<8306>も後場物色人気を集めた。コロプラ<3668>、マツモトキヨシ<3088>が大幅高、日清食HD<2897>、カドカワ<9468>も急伸。戸田建<1860>、DIC<4631>も活況裏に値を飛ばした。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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