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【市況】日経平均は8日ぶり反落、一時300円超の下落も下げ渋る展開/相場概況


日経平均は8日ぶり反落。12日の米国市場では、12月利上げ観測が強まったほか、軟調な原油相場も嫌気され、NYダウが254ドル安となった。こうした流れを受けて、日経平均は202円安からスタートすると、前日まで7日続伸した反動もあり、前場には下げ幅を300円超に広げ19400円を割り込む場面が見られた。その後は押し目買いで値を戻し、後場はおおむね19500円台でのもみ合いとなったが、大引けにかけて緩やかに下値を切り上げる形となった。

大引けの日経平均は前日比100.86円安の19596.91円となった。東証1部の売買高は22億2262万株、売買代金は2兆4684億円だった。業種別では、電気・ガス業、海運業、鉱業が下落率上位だった。一方、水産・農林業、食料品、その他製品が上昇率上位だった。

個別では、トヨタ自<7203>、みずほ<8411>、ファーストリテ<9983>、ファナック<6954>、KDDI<9433>などが軟調。ソフトバンクグ<9984>やソニー<6758>が2%超下げたほか、米子会社の減損損失計上が報じられた東芝<6502>は6%近い下落に。また、業績予想を下方修正したTHK<6481>が8%安と急落し、東証1部下落率2位にラックイン。その他、イマジカロボッ<6879>、平和<6412>などが下落率上位となった。一方、日本郵政<6178>、ゆうちょ銀行<7182>、日本電産<6594>、富士重<7270>、7&IHD<3382>などが堅調。自社株買い実施の観測が報じられた三菱UFJ<8306>は後場プラスに切り返した。ケネディクス<4321>は6%超、コロプラ<3668>は4%超の上昇に。また、モリテックス<7714>、前田工繊<7821>、戸田建<1860>などが東証1部上昇率上位となった。
《HK》

 提供:フィスコ

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