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2015年11月13日15時40分

【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):大塚HD、SUMCO、日本郵政、トレンド

■エン・ジャパン <4849>  3,490円  +135 円 (+4.0%)  本日終値
 エン・ジャパン<4849>は大幅続伸。主力の転職サイト「エン転職」は昨年8月に実施したリニューアルを契機に求人応募が拡大、人材不足にあえぐ企業側からの求人広告出稿も急増している状況にある。コスト管理で成果を上げる一方、宣伝努力など攻めの投資には余念がない。今年6月に開始したテレビコマーシャルが認知度上昇に大きく寄与するかたちで、15年4~9月期は営業利益段階で65%の高い伸びを示しており、好業績評価の買いが厚みを増している。

■クラリオン <6796>  419円  +13 円 (+3.2%)  本日終値
 クラリオン<6796>が続伸。同社はOEM(相手先ブランドによる生産)を主力とするカーエレクトロニクス大手だが、北米やアジア向けにOEMが好調で15年4~9月期の営業利益は前年同期比5割増の55億円と極めて好調。また、ここ完成車メーカーが挙って注力する自動運転分野のキーカンパニーとしても注目度が高い。車載カメラで先進技術を駆使し、自動車の4隅にカメラを設置することにより上から俯瞰するように画像を合成するアラウンドビューモニターで高いシェアを有している。現在主流はアナログ方式だが、さらに広範囲かつ鮮明に対応できる次世代デジタル方式を駆使し、自動駐車システムの実用化に向け開発を進捗させている。

■大塚ホールディングス <4578>  4,293円  +99 円 (+2.4%)  本日終値
 大塚ホールディングス<4578>が後場急上昇。午後1時30分ごろ、15年12月期の連結業績見通しについて、売上高を従来予想の1兆3800億円から1兆4100億円へ、営業利益を1200億円から1450億円へ上方修正しており、これを好感した買いが入っている。米国での抗精神病薬「エビリファイ」の売上高と販売管理費などを見直したことが要因としている。なお、前期は決算期変更に伴う9カ月決算のため前期との比較はない。同時に発表した第3四半期累計の連結決算は売上高1兆1071億5000万円、営業利益1470億5900万円、純利益1031億3000万円と、前年同一期間比で2.5%減収、4.5%減益となった。「エビリファイ」の欧州および米国での独占販売期間が終了した影響でグローバルでの業績が落ち込んだが、「ポカリスエット」をはじめとするニュートラシューティカルズ関連事業は堅調だった。

■SUMCO <3436>  1,250円  +25 円 (+2.0%)  本日終値
 SUMCO<3436>が続伸。UBS証券では、ロジック向けを中心とした300mmの出荷減に加えて、売上高の半分弱を占める200mm以下の落ち込みの収益影響が想定以上の印象と指摘。自動車向けは堅調も、その他民生向けや産業用途での低迷が続いているとの見方で、交渉中の300mmの値上げに関しては、16年1月からの引き上げは困難と解説。スマートフォン向けの作りこみが本格化する1~3月期後半の回復力次第で4~6月期の価格交渉、7月以降の価格改定が可能と予想。レーティング「ニュートラル」を継続、目標株価を1250円から1200円に引き下げている。

■日本郵政 <6178>  1,896円  +36 円 (+1.9%)  本日終値
 日本郵政<6178>が4日続伸。日経平均は前日までに7日続伸し1000円を超える上昇をみせていたこともあり、きょうは利益確定売りやむなしの展開だが、前場に1万9300円台まで売られた後は腰の強さを発揮して、1万9500円台まで下げ渋っている。その背景に「海外の年金系資金などの長期スタンスの買い」(市場関係者)が観測されている。そのなか、PBR0.5倍台で配当利回り2.4%と割安感の強い同社株はシンボルストック的な役割を担っており、大口資金を取り込みながらシコリを作らない抜群の流動性も強み。きょうは売買代金でトヨタ自動車<7203>やソフトバンクグループ<9984>を凌ぐ断トツ(午後1時50分現在で708億円)の水準をこなしており、引き続き人気の高さを物語っている。

■トレンドマイクロ <4704>  4,770円  +75 円 (+1.6%)  本日終値
 トレンドマイクロ<4704>が小幅高。野村証券では、サイバー攻撃の深刻化に伴いセキュリティー対策の必要性が急速に上昇、中期的にグローバル市場の拡大が見込まれると指摘。欧米に比べて対策に後れを取っていた日本は、年金機構の情報流出問題やマイナンバー導入を契機に情報セキュリティー投資が加速する可能性があるとの見方で、クラウドの普及を背景に、クラウドセキュリティー製品は継続して売上拡大が期待できると解説。セキュリティー市場拡大の恩恵を享受するコア銘柄として、強気の投資スタンスを推奨。レーティングを「ニュートラル」から「バイ」に、目標株価を4900円から5620円に引き上げている。

■マクドナルド <2702>  2,886円  +41 円 (+1.4%)  本日終値
 日本マクドナルドホールディングス<2702>が年初来高値を更新。いちよし経済研究所では、16年12月期は15年12月期に売上高が大きく落ち込む反動から、既存店売上高は前期比15%増以上の回復を予想。ビジネスリカバリープラン(経常利益段階で185億円、純利益段階で70億円)の費用一巡も考慮して16年12月期の営業利益見通しを15億円から23億円に引き上げ(15年12月期営業損益は会社と同じ250億円の赤字と予想)。レーティング「C」を継続も、フェアバリューを1150円から1400円に引き上げている。

■長谷工コーポレーション <1808>  1,330円  +18 円 (+1.4%)  本日終値
 長谷工コーポレーション<1808>が7日続伸。大規模マンションの施工量が拡大し利益率が急改善、16年3月期営業利益は前期比57%増益の670億円予想と従来想定から110億円の大幅上乗せとなった。強みとする不動産分野は新たに連結子会社となった総合地所が収益に寄与している。株式需給面では増勢にある信用買い残はやや重荷だが、日々の商い高水準でこなしている。

■ロート製薬 <4527>  2,205円  +18 円 (+0.8%)  本日終値
 ロート製薬<4527>が8日続伸。大和証券は、同社が11月4日引け後に発表した16年3月期通期の業績上方修正について、広告費の積み増し4億円を勘案しても、営業利益は期初予想137億円から14億円しか増額していないため保守的と指摘。また、来期の再生医療事業は臨床試験の開始により赤字が膨らむ公算が高いものの、それでも20億円程度の赤字に留まると推測。ビューティ関連やアジア事業の伸長から持続的な営業増益は可能と見て、レーティングを「4」(アンダーパフォーム)から「3」(中立)へ格上げし、目標株価は2070円から2300円へ引き上げられた。

■西武ホールディングス <9024>  2,605円  +20 円 (+0.8%)  本日終値
 12日、西武HD <9024> が16年3月期の連結経常利益を従来予想の461億円→527億円に14.1%上方修正。増益率が9.7%増→25.2%増に拡大し、従来の7期連続での過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料。インバウンド需要の取り込みでホテルの稼働率、単価が上昇することが収益を押し上げる。電気動力費や退職給付費用などが想定を下回ることも上振れに貢献する。

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