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【材料】リアルワールド---15年9月期は34%増収、クラウドソーシングの伸長が牽引


 

リアルワールド<3691>は12日、2015年9月期の通期決算を発表した。連結業績は、売上高が前期比34.2%増の37.11億円、営業利益が同26.1%減の1.45億円、経常利益が同28.4%減の1.40億円、純利益が同51.4%減の0.53億円と、9月に修正した予想値に沿って着地した。

継続的に実施してきた他社との提携戦略や新たに子会社化したマークアイの連結効果で大幅増収となったクラウドソーシングサービスが、全体の大幅増収を牽引した。利益面では、先行投資として実施したテストマーケティングの先行費用等が響いた。

今期は、クラウドメディアサービスにおいてスマートフォン市場を取り込むと同時に運用型広告商品への対応を図るほか、クラウドソーシングサービスでは大企業との提携を進め、中小企業や個人にはクラウドソーシングの導入を進める取り組みを行う。

2016年9月期の業績予想は、売上高が前期比13.2%増の42億円、営業利益が同37.4%増の2億円、経常利益が同42.7%増の2億円、純利益が同93.6%増の1億円を見込んでいる。

同社は、ポイントを軸にしたインターネットサービスを手掛けており、国内最大級のクラウドソーシングサービス「CROWD」、ネットショッピング等の利用でポイントが貯まる「Gendama」といった従来のサービスブランドを新サービス「REALWORLD」へと段階的に統合を進め、運営の効率化を図っていく。総会員数は917万人(2015年9月末時点)で業界No.1。

《SF》

 提供:フィスコ

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