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【市況】概況からBRICsを知ろう~ブラジル株式市場は反落、欧米株安を受け


【ブラジル】ボベスパ指数 46883.58 -0.39%
12日のブラジル株式市場は反落。主要指標のボベスパ指数は前日比181.43ポイント安(-0.39%)の46883.58で取引を終えた。47459.93から46883.58まで下落し、安値引けとなった。指数構成銘柄での値上がりは26、値下がりは37、変わらず0であった。

この日はブラジル企業の7-9月期決算がおもな材料になったといわれ、結果が強弱拮抗する状況に売り買いも交錯したもよう。なかでも、製紙大手のスザノ・パペル(SUZB5)が上振れしてボベスパ指数の上昇をけん引、一方、電力大手のパラナ電力(CPLE6)が下振れして下押し圧力になったとの見方。外部環境としては、欧米株安、原油安となり、ブラジル株への売り圧力になった。

【ロシア】MICEX指数 1739.96 -0.03%
12日のロシア株式市場は小幅続落。主要指標のMICEX指数は、前日比0.60ポイント安(-0.03%)の1739.96で取引を終了しており、ほぼ横ばい。1732.51から1750.65で推移した。

12日の外部環境としては、米連邦準備理事会(FRB)の12月利上げ観測、原油安、欧米株安が、ロシア株への売り圧力になった。そうしたなか、この日発表のロシアの7-9月期GDP速報値は前年比-4.1%となり、3四半期連続マイナスを記録(予想は-4.4%、4-6月期が-4.6%)。しかし、市場には景気後退底入れの兆しがみられるとの見方があったようで、強い売り材料にならなかった可能性。一方、ルーブル安で輸出関連企業が株高となり、ロシア株下支えか。

【インド】休場

【中国本土】上海総合指数 3632.90 -0.48%
12日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比17.35ポイント安(-0.48%)の3632.90ポイントと反落した(一時1.29%安)。

朝高の後に売られる。前日引け近くに反発した流れを継いで小高くスタートしたものの、程なくマイナスに転じた。指数は約2カ月半ぶりの高値水準で推移しているため、戻り売り圧力が意識されている。

《NH》

 提供:フィスコ

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