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【市況】<マ-ケット日報> 2015年11月12日

 12日の市場は日経平均が小幅ながらも7日続伸。終値は前日比6円高の1万9697円で、8月20日以来、2カ月半ぶりの高値をつけて引けた。日経平均の7日続伸は5月~6月にかけての12連騰以来の記録。日々の値上がり幅は小さくなっているが、下値が堅く深押しを許さないような状況だ。東証1部の出来高は特に増加してはないが、2万円を目指したじり高の流れに変化はない。

 昨日の米国市場は原油安につられてダウ平均が反落した。この日はベテランズデーで債券市場などが休場。市場参加者が限定され1日を通して相場は膠着した。中国の景気指標を気にする向きがあり、中国関連株の下げが目立っていた。一方、東京市場は序盤こそ短期的な過熱感から日経平均がやや下押ししたが、中頃からはじわりと押し目買いが優勢となりプラス圏へ浮上。買い材料不在ながら米株安に逆らって7連騰を記録する好需給相場を続けている。この価格帯はケイ線的に抵抗ポイントが少なく、なんとなく広まり始めている年末高の流れに後押しされて、押すに押せない状況となっている感じ。来週は7-9月GDP速報や日銀金融政策会合といったイベントがあり積極的な売買は見られないが、これらがどちらに転んでも年末高の流れに変わりはないように見受けられる。個別では業績上方修正と増配を好感して長谷工 <1808> んでも年末高の流れに変わりはないように見受けられる。個別では業績上方修正と増配を好感して長谷工 <1808> が6連騰。同じく上方修正のアルバック <6728> は大幅に年初来高値更新へ。(ストック・データバンク 編集部)

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