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【市況】メガバンクなどの決算に注目【クロージング】


12日の日経平均は小幅に続伸。6.38円高の19697.77円(出来高概算20億9000万株)で取引を終えた。短期的な過熱感が警戒されていることもあり、利益確定の売りが先行。その後は19600円を挟んでのこう着が続く中で一時19600円を割り込む局面もみられた。しかし、押し目買い意欲は強く、前日の高値を若干上回っている。

東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が過半数を占めている。規模別指数では大型株指数のみがマイナスだった。セクターでは電力ガス、金属製品、パルプ紙、不動産、ゴム製品、機械などがしっかり。一方で銀行、鉱業、その他金融などが利食いに押されており、重石となっていた。

明日はオプションSQとなり、SQ値が心理的な支持抵抗線になりやすい。19700円処からの上値の重さが意識されており、まずは同水準をクリアできるかを見極めたいところ。良好な需給状況の中で、SQ値が支持線として意識されてくるようだと、2万円に向けた先高期待が高まりやすいだろう。

また、今週末で決算発表がピークを通過する。明日は三菱UFJ<8306>など銀行の決算となる。本日はメガバンクなどが利食いに押されていたが、アク抜け的な流れに向かうようだと、センチメントを明るくさせるだろう。また、決算がピークを通過することから、次第に決算を受けて利食いに押されていた銘柄等への見直しに向かわせそうである。

《AK》

 提供:フィスコ

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