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【市況】概況からBRICsを知ろう~ブラジル株式市場は続伸、財政再建期待から買われる


【ブラジル】ボベスパ指数 47065.01 +1.86%
11日のブラジル株式市場は続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比858.45ポイント高(+1.86%)の47065.01で取引を終えた。46207.25から47231.25まで上昇した。指数構成銘柄での値上がりは55、値下がりは8、変わらず0であった。

一部ブラジル紙の、「ルラ前政権時代にブラジル中銀総裁を務めたメイレレス氏が、レビ財務相と交代する見通し」、との報道を受けて、政府の財政再建に向けた緊縮法案の議会通過に道が開けるとの期待が浮上し、株高につながった。市場では、マーケットフレンドリーな人選との見方が広がったもよう。

【ロシア】MICEX指数 1740.56 -0.37%
11日のロシア株式市場は続落。主要指標のMICEX指数は、前日比6.38ポイント安(-0.37%)の1740.56で取引を終了した。1755.87から1733.79まで下落した。

11日発表の中国の経済指標で、10月鉱工業生産が下振れしており、資源需要の後退懸念などが引き続きロシア株の売り圧力になったもよう。また、前日発表された全米石油協会(API)の週間統計で、原油在庫が大きく増加したことを受けて、NY原油先物、ブレント原油先物が下落したことも、ロシア株の売りにつながった。

【インド】SENSEX指数 25866.95 +0.48%
11日のSENSEX指数は上昇。前日比123.69ポイント高(+0.48%)の25866.95、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同41.65ポイント高(+0.54%)の7825.00で取引を終えた。

この日はヒンズー教の祭日のため、1時間だけの取引だった。

【中国本土】上海総合指数 3650.25 +0.27%
11日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比9.76ポイント高(+0.27%)の3650.25ポイントと反発した。

朝安の後に強含む流れ。前日の軟調地合いを継いで売りが先行したものの、下値は固く、引けにかけてプラスに転じた。物価統計や貿易統計など直近で公表された指標が総じて弱い内容だったため、当局が景気テコ入れ策を打ち出すとの観測が根強くなっている。後場の取引時間中に発表された指標に関しても、10月の小売売上高は上振れたものの、同月の鉱工業生産額が予想を下回り、1~10月の固定資産投資が1~9月期から伸びがやや減速した。

《NH》

 提供:フィスコ

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